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社長ブログケヤキの木の下で

2015年3月30日

「燃費半分の家」 枕詞が抜けてます

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
あと数日で4月
ようやく暖かくなってきましたが
朝晩の暖房器具はまだ手放せません。
もちろん事務所のマキコも朝は必ず働いてもらってます、
今朝は6度の美濃地方です。
さて、新住協から来月本が出ます。
「燃費半分で暮らす家」
無題.jpg
「燃費半分で暮らす家」
題だけ見ると冷暖房費が今の半分になるのかな
という程度にしか考えられませんね。
でも、お読みいただくとわかりますが
今の生活はリビングあるいはダイニングに冷暖房器具があり
また寝室やお子さんの部屋にもそれぞれあって
個々の部屋で人がいる時、いる時間だけ冷暖房するというもの。
(寝るときはOFFにします)
しかし、
この「燃費半分の家」は
家中冷暖房して
つまり24時間、お風呂も脱衣室もトイレも玄関もLDKも廊下も
寝室も子供室も全て冷暖房して
今までの冷暖房費の半分という意味です(^_^)
燃費半分の家づくり_チラシ.jpg
詳細はこちら
世の中にはいろんな工法が溢れてます。
外断熱○○工法だから暖かい
羊毛、セルローズ、フェノバボードetc
どんな断熱材を使っていただいてもいいですし
どんな工法でもいいんですが、
断熱材の性能は断熱性で表されます。
熱貫流率あるいは熱抵抗値です。
床、壁、天井の断熱材の熱貫流率は数値としてどれだけなのか?
サッシの熱貫流率はどれだけ?
換気装置の熱交換率は?
家の隙間はどれくらいか?
これだけわかればその家の燃費がわかります。
家中冷暖房したとき
今までの半分の燃費で暮らせるのか
今までと同じか
あるいはいままで以上にかかるのか
今まで以上にかかる?
そんなことあるはずないねと思ってるあなた
今までは人がいる時、いる時間だけ使っていたのが
これからは全室冷暖房
つまりトイレもお風呂も廊下も脱衣室もということですから
平成25年の省エネ基準程度では全室冷暖房しようとすると
なんと、冷暖房費は増えます。
どれくらい増えるか?
24時間、全室冷暖房すると今までの2倍です。
2倍!?
このレベル(平成25年、省エネ基準)程度の家では
誰も、全室冷暖房なんてしないでしょうね。
でもいま建築中の多くの家では
恐らくLDKは一体で今までの家よりその面積は広く
また、リビング階段や吹き抜けがあったりして
空間もより広くなってますが
そこに住む人の意識は
当然、どの部屋でもそこそこ暖かいはず!
今までの寒さはさようなら
のはずですが
・・・・・・
実際の暖房費がいくらかかるのか気になるところですが
到底、全室冷暖房は無理
お風呂や脱衣室、トイレの寒さはそのままですから
ヒートショックはなかなか減って行くことはないでしょう。
ということで
この新住協の「燃費半分の家」
全室冷暖房してという枕詞がついてのお話
4月1日から全国の書店に並びます。
一般の方向けにわかり易く書いてありますから
暑さ寒さにストレの無い家に住みたい方は
ご一読をお勧めします。

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