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社長ブログケヤキの木の下で

2015年7月27日

西方先生を真似て、断熱模型を作ってみた。

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風がウロウロしてましたが
昨日は晴天
布団干しには絶好の日和でした。
先日のためしてガッテン
干しただけではダニは死なない・・
50度で30分必要ですが
布団に厚みがありますから
暑い方から裏側へ移動してしまうので死なないとか
炎天下の車内の中で干せばいいと言っておりましたが
面倒で普通に干しました。
次回は車内に挑戦してみますね。
さて、
以前から作ろうと思いながら
そのままになっていた断熱模型
西方先生のブログで拝見してから既に数年・・・
というわけで
あんなに上手くはできませんが
形だけでも作ってみました。
2015-07-26 001.JPG
縮尺は無視して、断熱材はそのままのものを使いました(^_^)
一般の方住宅の断熱についての理解は
決して高いものではありません。
外断熱か充填断熱かあるいは
どんな断熱材を使うかというところが一般的で
Q値であるとか25年省エネ基準の外皮平均熱貫流率というレベルの方はごく希です。
断熱材の熱伝導率や熱抵抗の話よりも
羊毛(ウール)やセルロースファイバーの話の方が圧倒的に受けがいいということになります。
となると
いかにわかり易く納得いただけるような話ができるかが大事で
W/m2K(ワットへいべいケルビン)なんて訳のわからないことを言っても誰も相手にしてくれません。
この断熱模型は粟野の家の仕様ですが
今回、広見の家でも同じ仕様の予定ですし
北島の家もその予定ですので
じゃあ、作ろうかとなった次第。
西方先生の模型は上越の家で新潟県のQ-1住宅ですから
断熱材の厚さは、屋根は40cm、壁は27cmという
ドイツより少し薄い厚さですが
美濃地方で建てるわけですから
今の基準で言えば北海道レベルの基準でOK
OKという意味は
2030年頃には今の北海道基準が
この美濃地方で標準的な断熱仕様になると考えてますので
その基準に適合するだろうという意味です。
多くの方にはどこか異国の断熱仕様に思われるかもしれませんが
国は2030年には新築住宅の平均で
ゼロエネルギー住宅を作ることを計画しています。
工程表1.jpg
そうです、
暖房も冷房も給湯も調理も照明も全ての家庭で使うエネルギーをゼロベースにするということです。
信じられないかもしれませんが
既に160万の補助金でゼロエネルギー住宅が作られています。
設備機器だけでゼロエネルギー住宅を作ることはできません、
住宅本体の基本的な性能がカギを握ることになりますから
新築時に相当程度上げておく必要があります。
高価な設備機器はあとからでも簡単に取り付けられますが
壁の中の断熱材や気密シート、
高性能なサッシの取替にはかなりの予算が必要になります。
以前からお話ししてるように
今、日本の住宅の性能は大変革期にあります。
対応できる会社はきちんと説明してくれますが
対応できない会社は何も言いません。
将来、社会資産となる住宅を建てるか
自分が亡くなれば、後は野となれ山となれの家を建てるか
世代が替わる度に家を建て替えることがいかに無駄なことか
性能の低い住宅を建てるくらいであれば
名古屋市内のマンションのほうが
健康性の観点からもお勧めできます。
住宅貧乏物語という本がありました
もう30年以上前の本ですが
今も本質は変わっていないように思います。
世代が替わる度に家を建替え
その都度数千万のローンを組み
一向に資産が増えない
性能が悪いのでランニングコストが馬鹿にならない
家電販売店に惑わされて高効率の設備機器を付けるも
機器の寿命はもって15年程度
買い替え費用、子供の教育資金、老後の生活費・・・・
負の連鎖をどこかで断ち切る必要があると思います。

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