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社長ブログケヤキの木の下で

2023年10月25日

次は再エネ説明義務化


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
朝晩は上着が欲しくなってきました。
事務所の中ではカッターシャツ1枚ですから
朝夕外に出る時に、上着を忘れがちです。
暖かい家にお住いの方も、
同じような勘違いを
経験されていると思います。
下駄箱の上に
外気温が分かる温度計を置いておくと、
ドアを開ける前に外の寒さが分かります。
さて、日本のGDP(国内総生産)が
今年ドイツに抜かれ4位になるとか。
ドイツの人口は8300万
日本は1億2500万
2010年に中国に抜かれ3位になり
今年はドイツにも・・・
バブルの頃を知っている人には
隔世の感があるはずです。
一人当たりのGDPでも
2000年には2位だったのが、
今年は35位と
坂道を転げ落ちるように下がっています。
経済力が落ちているということは
外国から輸入する資材の値段が高くなる。
あるいは、
それまで買えていたものを
買おうとすると、
他の国の方に高値で買われて
結局買えない(買い負け)ことになります。
木材で言えば
ピーラー(米松の目の詰まった木材)や
レッドシダーの無地もの等は
10年前は普通にあったものが、
今では探しても無いか
あるいは目が飛び出るほどの値段です。
なぜそうなったかはさておき、
経済環境は一昔前とは大きく変わっています。
つまり、これから家を建てる人と
その両親が家を建てた時代では、
家そのものの持つ意味や価値も
大きく変わっています。
土地を買って家を建てるということが
当たり前だった両親の時代は、
世界の中での日本の経済的地位も
それなりにあった時代です。
だから、世代が代わるたびに
誰もが新築の家を建てることができました。
しかし、時代はある意味下降線です。
そんな時代の家づくりは
慎重に進める必要があります。
国も遅まきながら
住宅の政策について、
様々な施策を打ち出しています。
国の考えは一つです。
「性能のいい住宅を建てさせる」
その方向に全て動いています。
既に家を建てる時には
設計者には
「省エネの説明」が義務化されていますが、
それに加えて
「再生エネルギーの説明義務化」が
来年の4月から始まります。
この再エネ説明義務化は、
市町村が指定する区域内の建物が対象ですので
全ての建築物と言うわけではありませんが、
省エネ説明義務化が
省エネ義務化(2025年)になるように
再エネ説明義務化も
同じような方向に行くでしょう。
時代の大きな流れに
抗うことはできませんが、
どういう方向に流れていくのかは
推測することができます。
家づくりにおいて
限られた予算の中で
何を優先するか
冷静に考える必要があります。

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