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社長ブログケヤキの木の下で

2015年11月20日

グローバル化の真っ只中 日本の住宅

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は東京で
自立環境型住宅の講習会。
7年ほど前にも講習を受けましたが、
今回はそのバージョンアップ版
前回の講習はただただテキストを棒読みしているのを聞いているだけという
苦痛の6時間でしたが、
今回は
東大の前先生をはじめ、建築研究所の現役研究員が講師
地方の講習会では?な講師の選定もありますが
さすがに東京、充実した講師陣で
東京にきた甲斐がありました(^_^)
テキストの内容も以前より充実しており
住宅の性能向上に対する国の意識も
ゼロエネ住宅に代表されるように
はっきり変わってきています。
さて、
先日の日経新聞に出ていたように
2017年から自動車の環境性能に応じて課税する額が違う、
環境性能課税が検討されてるようです。
燃費の悪い車ほど購入時に高い税金がかかり、
燃費の良い車は無税‼️とするというもの。
2015-11-20_n.jpg
時代の流れでしょうか、
ゼロエネ住宅のような国も施策の先にもひょっとしたら
性能(燃費)の悪い家には固定資産税を高く、
良いほど固定資産税が安く
というようなことも考えておく必要があるかもしれません。
既に性能の良い住宅にはローン金利が安くなる施策が取られていますから
それを更に一歩進める可能性です。
これらの自動車や住宅で起こっていることをわかり易く言えば
これからは環境に負荷のかかるものを生産したり
購入、使用すると税金がかかるということです。
この大前提が温暖化対策のためのCO2削減
併せて、エネルギー資源の輸入による国富の流出抑制
個人の考えとは別のところで
国の施策が決まり個人はいやがおうでもそのレールに乗ることになります。
今話題のTPPもそうです。
世間ではグローバル化が叫ばれて久しいですが
工務店業界では多くの経営者が
「そんなの関係ねぇ」(古いかも・・)
と思ってます。
しかし
実は住宅の性能向上という考えそのものが
住宅のグローバル化そのものだとしたら
既に工務店は住宅のグローバル化の真っ只中にいることになります。
いくら竿をさしても流れにあがらうことはできません。
お客様自身は住宅のグローバル化なんて、
これっぽっちも意識してないでしょうけど・・・
意識してなくても
先ず最初に、性能の良い家というのが前提になり
その上でデザインやインテリアや間取り、外観の検討という順で
その逆は少ないんじゃないでしょうか。
今はそうでなくても
世の中の動きを見ていると
その流れを止めることはできません。

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