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社長ブログケヤキの木の下で

2016年4月8日

寒いZEHが出てくるかも

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
前回お話したZEHビルダーの公募要件
一昨日に発表されましたが炎上・・・
(工期が短すぎて使えないんです)
あまりにプレハブ業界優先で
地場の工務店を蔑ろにするものと
ネットで火がついて慌てて公募要件が変更されました。
恐らくそれは想定内
なにか言われれば出すつもりで準備していたのでしょう、
言われなければそれでスルー
煮ても焼いても食えない・・・・
民主主義
決して万能ではありません。
独裁よりはマシという程度
矛盾や理不尽、不条理に満ちているとは言いませんが
有権者に意識がどのレベルかに左右される制度です。
ということで
ZEHについて何度か申し上げてきましたが
最終的には消費者である建築主の判断
その判断を消費者であるこれから家を建てる方が
極めて容易に判断することができる制度が望まれますが
実際は「できるだけわかりにくく、誤解する方向へもって行こう。」
・・・・・
私にはそんなイメージもちらほら感じ取られます、
もちろんちょっとだけCOP21や地球温暖化の匂いも・・
何度も言いますが
国の基準や規制は利害関係者の妥協の産物
消費者のためだけを考えて作られているわけではありません。
家を建てる人も国民なら
家を作る人も国民
設計する人も同様です。
法律や基準を作る国会に届いている声は
消費者であるこれから家を建てる人の声か
あるいは大手ハウスメーカーに代表される
住宅メーカーか?
ZEH(ゼロエネルギーハウス)も同様
一昨日の公募内容(既に訂正されてしまってます、魚拓をとっていれば・・・)
があまりにハウスメーカー側なので炎上
即日、訂正という手際良さ
消費者であるこれから家を建てようとする方は賢くなる必要があります。
こと住宅政策に関する限り、政治は必ずしも皆さんとstand by meではありません。
政治家もハウスメーカーも工務店も
自分自身で判断するしかありません。
ZEHだからと言って高性能な住宅とは限りません、
特に東京以西の5地域以下に住む方は注意が必要です。
(人口の8割)
それほど断熱性を上げなくても
設備機器の工夫とパネル次第で
ZEHになってしまいます。
つまり、
寒いZEHという冗談のような家も出てくる可能性があるということになります。
結露や膝下の冷え、お風呂が寒いなんていうZEH
Ua値0.6程度で三種換気なら可能性大でしょう。

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