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社長ブログケヤキの木の下で

2025年6月25日

温度と湿度は別々にはできない

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    昨日は中電が来て、会長農園の銀杏の木の枝打ちでした。
    電柱が敷地に入り込んでいるので、
    電線近くの枝を取り除く作業です。
    高所作業車3台に
    収集車2台
    総勢13人
    主に銀杏の木が対象でしたが、
    既に実をつけているのでなんだか残念。

 

 

 

  • 通常は電線から3m範囲の枝を伐採しますが
    それは中電の都合。
    電線より先に木がありますから、
    最小範囲での伐採をお願いしています。
    なので、3.4年するとまた来られます。
  • さて、この季節の風物詩と言えば土間の結露

 

 

 

  • 北事務所の土間の床はコンクリート。
    床と壁の取り合いを入り隅と言いますが、
    このような角は空気が滞留しやすく結露します。
    事務所の外の温室計は23.5度 95%
    この空気は1度下がれば結露します。
    事務所は土足で出入り出来てほぼ外ですから、
    コンクリートの床が結露するのは
    ごく自然なことです。
    この梅雨時の悩みは,湿度が高くジメジメしていること。
    エアコンで冷房すれば
    ジメジメ感は無くなりますが、
    少し肌寒くなってしまいます。
    切ればジメジメ感はすぐに戻ってきます…
  • 対策としては、
    再熱除湿のエアコンと言う手もあります。
    一昔前の再熱除湿エアコンは、
    冷房した空気を再度暖める過程での
    エネルギー消費が大きいという認識ですが
    最近の再熱除湿エアコンは、
    冷房時の排熱を利用したタイプで
    以前より、エネルギー消費は少なくて済みます。
    この時期だけでなく夏真っ盛りの時期でも、
    エアコンの冷房は気温が下がり過ぎて、
  • 不快と感じる方にはお勧めのエアコンです。
    もちろん冷房時よりは電気代がかかりますが
    以前ほどではありませんし、
    ずっとそのまま使い続けるのではなく
    不快に感じる時間帯で
    使い分ければいいのではないでしょうか。

 

  • 新たに購入してまでと言う方も
    おられると思いますが、
    そんな方にお勧めなのが日射の利用。
    梅雨時は使えませんが
    夏でしたら2階の窓の日射遮蔽をしないで、
    敢えて日射を入れる手法です。
    エアコンで冷房して
    気温と湿度を下げる
    下がり過ぎた気温を
    日射を入れることで上げる
    これだと湿度だけが下がることになりますし、
    余分にお金がかかるわけではありません。
    なので、敢えて西と東に窓を設けておきます。
  • 日本の梅雨時から夏を快適に過ごすには、
    エアコンだけで十分と言うには
    実は非常に厳しい気候です。
    住宅の性能が向上すればするほど、
    夏住まいには設計者の更なる工夫が求められます。
  • 上記の解説です。
  • 一昔前の家は断熱性も気密性も、
    現在の住宅よりもかなり低いレベルでした。
    冷房してもどんどん壁や天井、サッシから
    熱が入ってきますから、エアコンはフル稼働できました。
    つまり、気温を下げることと
    除湿がフルにできる家でした。
  • 現在の家は断熱性も気密性も
    一昔前の家に比べれば遥かに向上してます。
  • そうなるとエアコンで冷房すると、
    あっという間に気温が低くなり設定温度に達します。
  • エアコンは私の仕事は完了したとして
    送風モードに切り替わります。
  • これをサーモオフと言いますが、
    換気をしているので湿気はその間もどんどん入ってきます。
    サーモオフするならと
    設定温度をさらに下げれば、今度は寒くなります。
  • 住宅の断熱性の向上により
    室温はコントロール出来るようになりました。
  • しかし、湿度コントロールは以前より遥かに難しくなりました。
  • エアコンは冷房時には、温度と湿度を
    同時にしか処理できないのですから。

 

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