社長ブログケヤキの木の下で
2025年2月14日
見えないところ
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
昨日は風が強くて寒い一日でした。
あれだけ風が強いと
隙間風を体感できた方も
かなりおられるのではないでしょうか。
なんだか部屋の空気が
動いているようなとか
何処からかわからないけど
明らかに冷たい空気が入ってきている・・・
トイレの換気扇が
逆回転している・・・
勝手口の上げ下げ窓の隙間から
ジャロジーから etc
強風が吹いているので
明らかに隙間風がと分かりますが、
実は強風でなくても隙間があれば
気がつかないだけで、
外気は室内に入ってきています。
- 出典
北海道住宅新聞記事
(有)北欧住宅研究所 川本清司
- 以前、漏気量の記事で
第三種換気の時の表を解説しましたが
一種換気の場合は上記のようになります。
表は北海道なので内外の温度差30度
温度差換気が出ていますが、
東海地方だと
内外温度差は20度くらいでしょうか。
東海地方の平均風速は
過去の気象庁のデータから3.5m/s前後です。
- 表から分かることは
隙間が大きければ大きいほど、
風が強く吹けば吹くほど
内外の温度差が大きければ大きいほど
家の中から逃げていく暖かい空気が多い
反対に言えば
外の冷たい空気が入ってくることになります。
台所の換気扇
お風呂の換気扇
トイレの換気扇x2か所
多くの場合これらは
換気計算のルートとは別物です。
そこに上記の漏気量が加わります。
熱交換率〇〇%だからと言っても、
家全体での換気量から見ると
実際に熱交換している割合は
皆さんが思っているより
遥かに少ないものになります。
だからと言って
熱交換が意味のないものではありません。
その効率をより高めるための設計上の工夫や - 施工の精度が、家づくりには求められます。
- ある意味
暮らし易さや
住み心地の良さは
見えないところにあります。
- 3月9日(日)に可児市で工事中の住まいの
断熱、気密の見学会を計画しています。
詳細は後日お知らせしますが、
見えないところを見たい方や
自然の力を使った窓の設計や
空調設計の基本を見てみたい方は、
見学にお越しください。
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