社長ブログケヤキの木の下で
2025年4月21日
決められたプランから選ぶ?
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
- 4月11日から筍が出始め、一昨日は15本、昨日は17本。
今年は出が悪いと近隣では言われてますが、
既に50本以上収穫してます。
今週一杯収穫できそうですから
例年通り100本ほどになりそうです。
- さて、工事中の可児の家C
杉板も張り終わり、順調に工事が進んでいます。
ミニ開発の分譲地で6宅地ありますが、
工事中の可児の家C以外は全て平屋。
70坪(230m2)程度の敷地の広さ、
そこに30坪前後の平屋です。
2台分の駐車場を取ると南側には - それほどスペースはありません。
6宅地の真ん中を南北に進入路が付いていますから、
建物の東側か西側で接道することになります。
つまり南側には、お隣の建物が来ることになります。
平屋であれば南面からの日射取得に難儀しますが、
そもそも南側の家が平屋であることを
差し引いても、
どの家も日射の事なんて
これぽっちも考えていない設計に見受けられます。
- 上の写真は某大手HMの建設中の家ですが、
この2つの窓は西に面しています。
それぞれ4畳半の部屋で窓はここしかありません。
なぜわかるかと言うと、道路向かいの屋根の上から
よく見えるんですね。
窓のサイズは1.6mx0.7mと大きめ。
冬は大丈夫でも、夏はどうするんだろうと
他人事ながら心配になります。
数百もあるプランから、
敷地だけにあったプランをそのまま当てはめて建てるのが
よくわかります。
日射の取得や遮蔽は冷暖房費に直結しますし、
暮らし易さとも関係してきます。
屋根にパネルを載せてるからエアコンで冷やせば大丈夫?
全館空調だから大丈夫?
- 夏の気温35度、湿度60%の時
4.5畳の部屋
西向きの1.6x0.7の窓
何度、何%の空気を1時間にどれだけ送れば、
27度、50%の室内になるか
設計者に計算してもらっていると思いたいですね。
決められたプランからしか
選ぶことができないというのはHMの都合ですが、
予算的な制約があるとなると住まい手の都合とも言えます。
どう考えるかは住まい手次第ですから
慎重にお考え下さい。
- .
Category
- 家づくりのたいせつな話(527)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(445)
- 温熱環境(212)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(95)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(31)
- 手仕事 道具 機器(95)
- 断熱のこと(92)
- イメージ 仕上がり(70)
- 暮らし(181)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(29)
- 換気(26)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(7)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(69)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(4)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)
- 商工会(1)
- 心地よさ(3)