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社長ブログケヤキの木の下で

2022年5月4日

メンテ

​​​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

昨日は午後から、今月建前を行う本荘町の家の住まい手の方が、
外壁に使う杉板の塗装に来られました。
ご夫婦とお二人のご両親の5名での作業。
400枚ほどの枚数がありますから、
それなりに時間がかかりました。
今日もお二人来られて作業をされる予定です。
あと少しですからそれほど時間はかからないでしょう。
紙太材木店では
ほとんどの住まい手の方が自分達で杉板の塗装をされます。
もちろん床の荏油塗りも同様です。
最近では蜜蝋ワックスなんておしゃれな名前のものもありますが、
これは荏油に8%ほどの蝋を入れて溶かしたもの。
蝋を入れることで液体が固形化します。

私が子供のころは八百屋さんで荏油が売ってましたから、
よく買いに行かされたのを覚えています。
母はこの荏油をしみ込ませた布で
廊下板や建具、式台などを拭いていました。
飛騨地方の出の母は
母の母からこうして磨くんだと教えられたと言っていました。
今も飛騨地方に住むいとこたちの家では、
同様に荏油で木部が磨かれています。

一方、私は竹藪の竹の間引き。
5年を過ぎた竹はタケノコを出さないときいたので
古い竹を切って処分するわけですが、
10m以上ある竹をチェーンソーで切って
運び出して、更に枝を落として
竹と葉のついた枝に分けます。
毎年、切った竹を積んでおく場所がありますから
そこに野積みして自然に還してます。
土に還るのに5.6年ほどかかりますから、
それだけ分は山になっています。
いっそ、火をつけて、という誘惑にかられますが
放っておいても邪魔にはならないですし、
燃やせば、半日以上かかるでしょうから
その間つきっきりと言うわけにもいかず、
今に至ります。
で、竹の枝を落とすのに使うのは鉈(ナタ)
出刃包丁が大きく、重くなったものと思えば
中らずと雖も遠からず
欲張ってこの竹もあの竹もと、何本も竹を切ったので、
この枝打ちも比例して多くなり
結果何度も鉈を振り上げることになり、
昨夜は右腕が炎症でも起こしたのかと思うほどの筋肉痛でした。
風呂桶も上げられない始末…
何事も欲張ってはいけないと、
この年になって再認識した連休休みである。
​​​​

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