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社長ブログケヤキの木の下で

2023年8月16日

台風時の雨漏れ


 お盆休みの最後は料理。雪白片肉。

 家族に好評、春餅で包んで食べる蜜汁叉焼。甜面醬が合います。
蜜汁叉焼の作り方はこちら
雲白片肉の作り方は​こちら
おはようございます、​

紙太材木店の田原です。
台風一過の快晴とはいかず、
昨夜は土砂降りの雨で
今朝も雨のぱらつく、
どんよりした曇り空です。
昨日はかなり身構えてましたが、
雨も風も申し訳程度のものでした。
と言うことで
昨日は久々の蜜汁叉焼と雲白片肉。
直撃の台風となると
翌日は朝から雨漏れなどの
電話がかかりますが、
今朝はどうでしょうか。
台風時の雨漏れと言うのは
雨漏れの中でもかなり難しい部類。
台風の時しか
雨漏れしないといケースです。
普段の雨やかなりの土砂降りでも
雨漏れはせず、
台風の時しか漏れてこないケースです。
通常、雨漏れの原因特定は
放水試験。
晴れている時に
雨が漏れている周辺やその上部の、
何かが壁に取りついている箇所を
重点的に放水試験をします。
これで出てこないと、
原因特定はかなり難しくなります。
最近は、サーモカメラで水の侵入ヵ所を
特定するという手法もありますが、
それほど明確にわかるわけではありません。
台風の時だけ雨漏れするケース
家は箱型です。
例えば南側から強風が吹くと
南側の壁は強風で風圧がかかり、
通常よりも大きな圧力(正圧)がかかります。
北側の壁は直接の風は当たりませんが、
風が吹く反対方向の壁の裏側ですから
負圧となります。
箱(家)の南側から風の圧力がかかり
反対側の北側の壁の外は負圧(圧力が低い状態)となります。
箱(家)の中の空気は
北側の壁から隙間を通して、
吸い取られることになります。
つまり、家の中も負圧となります。
そうすると
南側の壁に隙間があれば
そこに叩きつけられる。
空気と水が隙間から箱(家)の中に
吸い込まれることになります。
つまり、雨漏れ
一昔前の隙間だらけの家であれば、
それほど心配はありませんが
(隙間が多く、それほど負圧にならない)
外壁の下には
防水紙が張ってあり、
サッシ回りにも防水テープが
張ってあるけれど、
気密レベルなんてことは考えられていない家。
でも、一昔前の家よりは気密がある。
過去の経験から言うと
サッシ回りの防水テープの
施工の仕方によるものが
多いと感じます。
ただ貼り付けるだけではなく、
テープの張る順番や
押えの仕方が影響します。
高気密の家の台風時の雨漏れについては
私自身の知見はありませんが、
台所やトイレの換気扇は
壁に穴が開いているわけで
風向きによっては室内が負圧になります。
ただ、気密を意識しているところは
室内側だけでなく
外壁側についても
それなりに考えているケースが多いので、
大丈夫?かどうかは
やはり施工者次第でしょうか・・・
最近は雨漏れを火災保険で無料、
あるいは大幅に安くできると
宣伝する業者もいますが、
旨い話には裏があります。
検索すれば様々な事例が出てきますから
ご自分で十二分にお調べください。
先ずは、保険会社に相談してみてください。
田原義哲の Instagram その1​​
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