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社長ブログケヤキの木の下で

2012年3月28日

薪ストーブ、ちょっと一言

こんにちは
紙太材木店の田原です。
先日はこれ
120326_063351540.jpg
八百津のKさんから(昨年大規模リフォームをして頂きました)
田原さん、庭の木切ったから
取りに来る?
太いのは玉にしてあるよ。
ということでこれは2車目の薪
細いのは焚きつけや中焚きに使います。
(都合、3回往復しました)
時々、ブログでも
紹介してます薪ストーブ、
震災の影響もあってか
リフォームでも新築でも設置される方が増えてますし
休日の薪ストーブ屋さん、以前よりかなり混んでます。
大手の住宅メーカーでも
取り付けるところが出てきてます。
商売ですから
暖かいですよ、炎が素敵ですよ、
こんなに暖かいのはありませんなどと
いいことを言いますが、
薪集めの苦労や
裏に隠れた部分もありますから
ちょっと一言お伝えします。
ログハウスというと
薪ストーブというイメージですが
はっきり言って寒いから。
例えば、
セトリングといって
材料を重ね合わせて作りますから
数年で何センチも家が縮みます。(8~10cm)
窓やドアの上はその分隙間を作り
見えないように隙間を覆ってます。
つまり家が縮んだら
窓やドアが開かなくなってしまうからです。
薪ストーブは言ってみれば
最強の暖房器具
その器具を使わないと
暖かくならない家がログハウス
どんな断熱性の悪い家でも
がっちり暖めてくれます。
穿った見方をすれば
薪ストーブを勧める会社ほど断熱性には無頓着
断熱材の仕様もケースバイケース
断熱性をぼやかすための隠れ蓑か?
と考える事もできます。
うちの事務所も
薪ストーブを使ってます。
建築屋ですから
廃材処分の面もありますが
どれくらい薪を使うか。
2X4材や杉や桧も燃やしますが角材なので
正確に使用量が計算できます。
一日12時間焚いて、45日で2m3
40畳、天井高さが3.8mありますから
容積から言えば60畳分ぐらい暖めてます。
45日で2m3
90日(3ヶ月)で4m3
4ヶ月使うと
5.3m3ですね。
直径30センチ、長さ4mの木でいうと
0.15x0.15x3.14x4は0.2826m3
5.3m3必要だと18.7本
一冬に直径30センチ、長さ4mの木が19本
針葉樹ですから
これくらい必要ですが
広葉樹でしたら
火持ちがいいのでもっと少なくてすみますが
街中にお住みの方が
広葉樹ばかりを集めるのは
ちょっと困難
買ったらいくらになるか?
灯油の倍くらいはするでしょうね。
田舎に住んでる私でも
薪情報の収集を常に心がけてます。
言ってみれば
薪ストーブは
暖房器具の王様
ある意味、趣味の世界に入ります。
薪集めの労力は苦にならない
むしろそれが楽しい
(重さ30kg時には40kgの玉を山で切り出し、車まで100m担いで持ってくる)
持ってきた玉は
すぐに割らないと乾燥して
斧で割るのは一苦労
(私には薪割り機、与作8号があります)
玉出しをした晩は疲れすぎて眠れないetc
薪ストーブの暖かい炎に魅入られ
その労力を快楽に感じることの出来る人達のみが享受できるストーブライフ
ご主人がその種の人であれば
大いにお勧めします。
さて、
私はどっち?

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