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社長ブログケヤキの木の下で

2009年8月6日

偽装

昨日、耐震診断に行ってきました。
明治30年に建てられた建物です。
今の建物はコンクリートの基礎が立ち上がってますので
通気口(12センチ×40センチ)をわざわざ何ヶ所か作ったり、
基礎パッキンといってコンクリートの基礎と土台の間に
2センチぐらいのパッキンをはさんで隙間をとって通気してます。
昔の建物はコンクリートの基礎はありません。
石場立てといって、
玉石の上に土台や束を立ててその上に建物が乗っています。
ですから、床下空間は風通しよくなっています。
神社の拝殿の床下を思い出していただければ
分かり易いと思います。
写真をご覧下さい。
小動物が入らないようにしてある金網の裏に
換気扇が設置してあります。
014.jpg
換気扇の横は暗くて分かりにくいですが
換気扇の効果を高める為?に黒いプレートで
通気部分をわざわざ塞いであります。
しかも隙間だらけです。
換気扇は、北側のみで2つセットで3ヶ所です。
工事をしたアサンテに回答していただきたい。
何の根拠があってこのような家に換気扇を設置したのか
換気量の計算は何に基づいているのか
設置した事でどんな効果があるのか
このきわめて風通しの良い床下で。
アサンテはJAと提携していて
お客様は当初JAに相談しアサンテを紹介されてますので
JAも同罪でしょう。
あなたの街のアサンテ
015.jpg
誰かが声を上げなければ、
こういう事例はなくならないでしょう。
たまたま今回こういう状況を見ましたので
ご報告させて頂きましたが、
アサンテの仕事が全てこうだとは思いません。
たまたま担当した人間が間違えたのかもしれませんし
新人で何も分からぬまま仕事を取ってきたのかもしれません。
しかし、現実にこのようなことが起こっていれば
それを起こさせない仕組みや体制が必要でしょう
経験が足りなかったとか
偶々間違えたでは済まされないことがあります。
これは、白蟻業者に限った事でなく
建築業界、建材業界全てに言えることです。
真摯に、謙虚にお客様に向き合う事
常に知識を蓄え、技術を磨く事は
我々に課せられた責任だと思います。

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