社長ブログケヤキの木の下で
2022年6月10日
漆喰の補修
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は雨。
9時頃からは晴れるような予報でした。
西の空が明るくなってますから、恐らく大丈夫でしょう。
先日、母屋の門の漆喰の塗り替えをしました。
荒壁の上に中塗りが2層、その上に漆喰が塗ってありました。
色は黒ですが、
もともとは白で戦時中に白は目立つから…と墨を塗って黒くしたと
祖母から聞きました。
手前に置いてあるのは割れた石臼。
トラックやバスが道ですれ違う時に
庇を引っかけることが何度かあったとかで、
置いてあります。
表面の漆喰と中塗りの1層をはがして
再度、中塗りをします。
ここで、数日乾かします。
収縮による割れや、
際の隙間を作るためです。
アップで見るとこんな具合・・・
割れや隙間を埋めて、
その上にシーラーと呼ばれる漆喰の接着を高める塗料を塗ります。
昔はシーラーなんてありませんから、
もう一度中塗りの上塗りをして隙間や割れを埋めます。
補修前の壁の中塗りが2層なのは、そのためです。
左の壁がシーラーを塗る前、
右の壁が塗った後。
漆喰を塗って完成
最初は黒漆喰で仕上げようかと
左官屋さんと話していたのですが、
建築当初が白なら白に戻すべき、となりました。
やはり漆喰は白がいいですね。
今回、漆喰を塗り直したのは
紙太材木店の東の門。
西の門は黒のままですから、何年かして塗り直す必要が出てきたら
建築当初の白にしようと思います。
Category
- 家づくりのたいせつな話(514)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(415)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(93)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)