社長ブログケヤキの木の下で
2014年9月17日
粟野の家 百年の家プロジェクトのQ-1住宅
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は16度
窓を開けて風が入ると肌寒く感じますね、
秋が足早に近づいています。
昨日の粟野の家
百年の家プロジェクトのQ-1住宅ですから
外部には付加断熱をします。
これにより
外壁の断熱材の厚さは220ミリとなります。
専門的に言えば
外壁の熱貫流率は0.189W/m2K
外皮平均熱貫流率は0.327W/m2K
H11年基準の外皮が0.87(6地域)ですから
それなりの数値を確保しています。
断熱材が厚くなれば
もちろん冬は問題ありませんが
夏は室内に入った熱が逃げませんから
間違った設計をすると暑くてたまらない家になります。
日本の気候は冬は寒く、夏は熱帯とでも言ったらいいでしょうか。
ヨーロッパには無い気候で
ドイツのシステムをそのまま持ってきても
暮らし易い家にはなりません。
特に夏が問題です。
だからといって全熱交換ではありませんから
お間違えの無いように。
夏の過ごし方の基本は日射をどう避けるか。
簾や吉津と言った日本古来からあるものに適うものはそれほどありません。
考え方の基本はそこです。
外付けブラインドというのもありますが
実はこれが馬鹿にならない値段の高さ
わかっちゃいるけど高すぎるんですね。
腰窓に付けるタイプのもので20万はしますから
とても付ける気にはなりません。
室内に熱が入らない工夫で
しかも値段が安い。
この家にはそんな日射対策の工夫がしてありますから
楽しみにしていてください。
昨年ドイツのパッシブハウス研究所に行く途中に寄ったスペイン
どの窓にも日射対策がしてありました。
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