社長ブログケヤキの木の下で
2019年5月20日
新鮮な空気には素早く出て行ってもらう
トイレの24時間換気の排気口
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
最近はエアコン一台で家中暖かと言う宣伝を多く見ます。
いろんなタイプがありますが、
熱の再利用をするために家の中の空気を循環させるというのもあります。
循環と言う言葉を聞くと
何やらよさげなイメージがこの言葉にはありますから
省エネという以上に気を魅かれる方もいるかもしれません。
但し、家の中の空気を循環させるということは
空気と一緒にいろんなものも循環することを知っておく必要があります。
住宅で言われる空気の循環と言うのは
床下や壁の中、天井裏や小屋裏と言った閉鎖空間
つまり、人の手の届かない場所を利用するケースが大半です。
これらの場所を常に家の中で発生した暖かい空気が循環し
部屋や室内を暖かくするというものです。
もちろん、空気が循環するということは
一緒に埃やチリ、カビの胞子、あるいはハウスダスト
と言われるものも循環するわけですが
そのことはナイショということになります。
フィルターがあるから外気を吸入するときに既に
空気はろ過されてるから大丈夫なんていう方もいますが
室内で発生する上記の様々な物質はフィルターなんて通っていません。
熱交換素子は埃が付けば性能は格段に落ちますから
給気と排気の両方で埃やチリが入らないように
熱交換素子の前と後ろでフィルターを設けますが
排気側のフィルターのほうの汚れを見ると皆さん、びっくりします
それはちょうど、エアコンのフィルターと同じ状況です。
家の中で人が活動することで
様々なハウスダストが生み出されるわけで
それが尽きることがありません。
暖かい空気は熱を持っているので
そのまま捨ててしまうのはもったいないと感じますが
通風と同じ一方通行が大切です。
外から入ってきた新鮮な空気には
家の中の様々な汚染物質を持ったら
そのままさっさと出て行ってもらう。
家の中でウロウロしてもらってはいけません。
空気の循環と言うのはハウスダストを持った空気が
常に家の中をウロウロしていることを意味してます。
閉鎖空間である壁の中や天井裏は手が届かないのでお掃除はできません。
換気については様々な考えがありますが
こちらの日本輸入換気システム連盟のコラムは
参考になりますからご興味のある方はご覧ください。
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