社長ブログケヤキの木の下で
2020年8月10日
設備機器とどう付き合うか?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
まだ、お盆休み前ですが気分は夏休み
13日からが紙太材木店の休みになります。
昨日は土場の草刈
二週間前にもしたのですがこの時期の草の生える速さは尋常ではありません。
フェンスの近くには笹も生えてしまって・・・
炎天下の3時間、疲労困憊の一日になってしまいました。
先日、新住協の中部東海支部の事務局から
「東海北陸の高断熱住宅3号」の購入者から質問で
「湿度調整には何がベストですか?」に
回答してくださいと連絡がありました。
この時期に限らず
水蒸気の調節には工夫が要ります。
基本的に夏場の除湿に関して言えばエアコンですが
弱い冷房で除湿する方法と
除湿機能(再熱除湿含む)ドライで除湿する方法でしょうか。
エアコンで除湿の原理は空気中の水蒸気を結露させることで
部屋の中にある空気の水蒸気を部屋の外に出します。
室外機の周りのホースから水が出ているのを
ご覧になったことがあると思いますが
それは空気中にあった水蒸気で結露して水になったものです。
エアコンの室内にある機械の内部で
結露を意図的に起こしていて
その水をトレイで受けてホースで流すわけです。
時々、このホースが埃で詰まったりして
エアコンから水が溢れてくることもあります。
詰りを取るのは簡単で、
ホームセンターなどでは
サンクションポンプとして売ってますから
慌ててエアコン屋さんを呼ぶ前に試してください。
1000円程度で購入できます。
夏の湿度調整に関しては徐加湿機能の付いた全館空調で行うという方法もあります。
ハウスメーカーなどでの採用が多いのですが
メンテナンスコストや電力消費などを考えると
あまり電気代の気にならない方向けかもしれません。
実際に設置されている方のブログもありますので参考になさって下さい。
(さとるパパの住宅論)
大きく分けると
エアコン
全熱交換式の換気装置
全館空調機器
エアコンと全館空調は機器自体で除湿してますが
全熱交換機は機器自体が除湿しているわけではなく
エアコンが除湿した空気をそのまま捨てないで
入ってくる空気の水蒸気を減らす機器となります。
どの方式で湿度を調節するかは
住まい手の方との相談と言うことになりますが
湿度に関しては自然でと言うわけにはいかず
基本的に設備機器で行うことになります。
多くの住まい手の方は
メンテナンスに関心がありますが
どちらかと言えばそれは建物本体に関してのことが多いように思います。
しかし、実際の建物のメンテナンスで多いのは設備機器です。
最新の設備機器も15年、20年と時を経れば陳腐化し老朽化します。
製造を中止し、7年も経てば部品も入手困難
便器や食洗機、エアコン、洗浄便座、給湯器、IHetc
これらの機器程度でしたら交換したり修理をしても
それほど多くの費用は必要ないでしょう。
しかし大型の機器となるとそれなりの費用が発生しますし
大きな組織になれば規定があって
「製造中止から時間が経過しているので修理用部材が調達できないため修理不能」
そんな回答しか得られないとしたら
住まい手は途方に暮れるか
20年前の最新機器でもそのまま放置か、多額の費用をかけてもう一度最新の機器に交換となります。
30代で家を建てれば
40年以上は住むことになりますし
それなりの耐震性や断熱性があれば
次の世代でも住むことができます。
でも設備機器はいくらメンテをしても20年が限度
既に経験されている方の話を聞くと、
慎重に考える必要があります。
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