2023年9月8日

お風呂のカビ対策？

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
毎週のように発生している台風。
偶々直撃は免れていますから、
天気の神様に感謝しかありません。
台風の影響なのか、
今日の美濃地方の最高気温は25度とか。
湿度次第ですが、
過ごし易い一日になるかもしれません。
住まい手にとって、湿度と言えば湿気。
湿気と言うとカビで
お風呂とエアコン、あるいはその他の
水回りのカビも気になるところでしょうか。
エアコンのカビ対策は
最近の機種ではスイッチを切った後も
自動でしばらく送風して、
内部の水分を蒸発させる機能が
付いたものもあります。
そんな機能の無いものも多いわけで、
自分で送風するのも
ひとつの対策になります。
せっかくエアコンで除湿したのに
送風でエアコン内部を乾かせば
蒸発した水蒸気が室内に入ってくると
気にされる方もいますが、
除湿した量に比べれば
それほど気にされる量ではありません。
さて、お風呂のカビ。
ネットで検索すると
熱湯をかけたり、
消毒用アルコールで拭くなど
対策がいろいろ出てます。
建築側の対策では
従来は換気扇と窓でしたが、
それだけではカビを防げないことは
皆さんご存知の通りです。
ところが
先日ユニットバスの寸法取りに
現場に来た施工店の担当者と話をしていたら
最近はお風呂に窓のない家が
かなり増えているとか。

その担当者が言うには
窓無くした分サッシ代が安くなる
その分の取り付け手間も安くできる
住宅の性能数字も良くなる
窓周りの掃除の手間も少なくなる
・・・・
どれくらいの割合で
窓が無いの？と聞いてみると
感覚的には4割くらいとか。
それは注文住宅で？と聞いてみると
分譲が多いですね。
住まい手側には
窓周りの掃除の手間が無くなるや
金額的なところがアピールポイントで、
どちらにしてもカビは生えるから
掃除の手間が省けた方が・・・
と説明しているとか。
確かに住まい手側の
カビを発生させないための
掃除などの対策は必要ですが、
建築側が
住まい手の気持ちを逆手にとって、
窓を設けないというのは本末転倒。
簡単に言うと
窓があるから窓周りにカビが生える
だから窓を無くしましょう。
そう言っているのと同じです。
住宅が高性能になればなるほど、
お風呂のカビ対策の責任は
設計者側に重くなっていきます。
窓と換気扇だけでは
十分な対策でないことは
証明されているわけで、
設計者の姿勢が問われる時代になりましたが
住宅価格が高騰している中、
お風呂の窓無しが増えているようです。
設計者側でカビ対策を考えて
窓を無くしているのか
それとも単に価格を抑え、
性能数字を上げるための窓無しか？
お風呂のカビ対策は
これから住まいを検討される方は
押えておくべきポイントです。
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