社長ブログケヤキの木の下で
2023年10月11日
お風呂でわかること
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
十月も中旬、秋があっという間に
通り抜けていきそうに感じます。
実は連休最終日の月曜、
薪ストーブを焚きました。寒かったので(^^♪
前回、菊池組さんの陸奥パッシブハウスの
お風呂の事を紹介しました。
一般の方は
お風呂に換気扇が無い?
???
それ、困るでしょうと思われる方が大半。
そもそも、お風呂の壁、天井が木なんてと
そこからかもしれません。
最近は、お風呂に窓を付けないケースも
SNSやブログで散見されるようになりました。
従来のお風呂の常識が
変わってきた理由の一つが、
住まいの性能です。
温度や湿度は物理の世界。
日本の住まいにも、その世界が徐々に
浸透してきているからとも言えます。
もっと言えば
設計者がようやくその必要性を、
理解し始めたと言っていいかもしれません。
今までの設計であれば
お風呂には換気扇は当たり前
窓も当然
壁、天井に木なんて非常識
設計者は何も考えずユニットバス
寒いとか
結露とか
カビ対策は
こまめな掃除(面倒)
換気乾燥暖房器(電気代高)
多くの人がしないから
結局カビが生える・・・
設計者も住まい手も
誰もがそんなもんねと、
思考を停止していた日本のお風呂に
物理が入ってきました。
ある意味、黒船来襲ですから
尊王攘夷派もいるわけで、
古来からの日本のお風呂のしきたりは
通風、換気で・・・
時代は常に動いていますから
設計者は日々の勉強がかかせません。
最近は、性能が謳われている住まいが
多くあります。
エアコン1台とか
Ua値がとか
断熱等級が云々と言った
表面的な数値が多く目に入ります。
そういう数字は一つの目安にはなりますが
あくまで目安。
そんな家のお風呂を見ると
その性能数字の裏にある、
いろんなものが見えてきます。
伊礼智さんの
「小さな家」70のレシピには
お風呂の上が吹抜け
ロフトから見下ろせるなんてのも紹介されています。
(P103)
物理が分かってくると
暮らし易さも
デザインも変わってきます。
お風呂のカビ
それはあなたのせい?
それとも
設計者のせい?
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