社長ブログケヤキの木の下で
2012年11月7日
楽しみな、ぎふ木造塾
こんばんは
紙太材木店の田原です。
週末はぎふ木造塾
岐阜建築士会主催の塾でここ数年興味深い人達が講師を務めています。
毎回講師は変わるのですが
今回は松尾和也氏
内容は「設備に頼る前にしなければならない省エネ設計技法」
新建ハウジングや建築知識でもおなじみですが
省エネや住宅の性能に興味の無い方はご存知ないはず。
付け焼刃に省エネ住宅を謳った工務店ではなおさら。
中には誤解をされて
やっぱり設備なんかに頼るんじゃないパッシブな家がいいと
早とちりをされる方もいるかもしれませんが
パッシブでの制御は非常に困難
住宅の基本性能
(断熱、気密、換気それに冷暖房システム)を極めても
パッシブな換気は無理で
アクティブに頼らなければなりません。
パッシブという語感の響きはいいのですが
冷静に考える必要があります。
日本で初めての
パッシブハウスは鎌倉で建てられてますが
もちろん換気はアクティブ
熱交換もアクティブで、パッシブではありません。
パッシブハウスとは商標のようなもので
生活していく上で出来るだけエネルギーを使わない家
とでも言えば分かりやすいでしょうか。
詳しく言えば、床平米当たりの一次エネルギー消費量と冷暖房負荷、
気密性能が一定の水準を満たした家ですが
そのためには
先ほどの換気、断熱、気密、冷暖房システムの性能を
高める必要があります。
高高率な設備機器を使えば
エネルギー使用量はある一定の水準まで下がりますがそこまで
それにどんな設備でもいずれ壊れますから
交換する必要があります。
一度作った断熱や気密は後からやり直しはほとんど無理ですし
家の性能に大きな影響があります。
最初に設計、施工されるときに
どこまで高めて置くことが出来るかで
家全体の性能が決まります。
今回のぎふ木造塾
どんな内容になるかとても楽しみです。
それでは皆さん
次回を、お楽しみに。
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