社長ブログケヤキの木の下で
2024年5月13日
住まいの健康診断
- こんにちは紙太材木店の田原です。
本日は早朝から健康診断に行き、 - 更新がこの時間になりました。
健康診断がほぼ専門の施設で岐阜市近郊にあります。
今回は朝一の8時に予約できたのですが、
月曜の朝一は渋滞もそれなりに予想されますので
7時前には自宅を出ました。
- 住まいの定期的な検査は
人で言えば健康診断ですが、
自分自身の健康については
自覚できる部分~例えば頭が痛い、
お腹が痛い、急に痩せてきたなどがありますが、
自覚できない症状もあります。
従って、健康診断の主な目的は
自分自身では知りえない
あるいは自覚できない
健康に影響を及ぼす症状を
早期に発見することになります。
自身の健康について意識される方は
食べ過ぎや飲みすぎ
あるいは運動不足など、
日常的に注意されますが
意識されない方、
あるいは気にはしているけれどと言う方は
あまり何か積極的な行動をされることはありません。
- 住まいも人の体と同じで、
自分自身でチェックできる部分と
専門家でなければできない部分があります。
人の体と違って、
自分自身でできることが非常に多くあります。
つまり、専門家が見なければわからないというのは
そんなに多くありません。
修理や修繕は
治療と同じで専門の職人や技術者になりますが、
住宅における点検は
一般の方、住まい手でもできます。
体における健康診断と同じではないということです。
住宅における点検は、
住まい手が日々の生活の中で意識するものになります。
体で言えば
自覚症状がでてすぐにわかりますが、
家は何も話してくれませんから
その自覚症状を自分自身で
見つけるということになります。
- 住宅にはメンテナンスと言う言葉があって
これには、点検と
点検の結果必要とされた修理や修繕の
二つが含まれています。
医療の場合は健康診断はあくまで診断。
診断の結果必要とされる治療はまた別です。
一昔前の話しです。
住宅を建てる時に地盤の調査をしますが、
地盤の調査をする会社と
地盤の補強をする会社が一緒と言うのが、大半でした。
現在は、地盤の調査会社と
補強会社は別々になっています。
すると、調査結果の判定で
補強が必要とされる判定は
別々の会社になる前と後では、
残念ながら違ってました。
本来なら住宅における定期点検は、
それが本業の専門会社が行う仕組みが
あるべきでしょう。
その判定結果に基づいて
住まい手が修理、修繕する会社を選ぶ
建てた会社にするのか
別の会社にするかは、住まい手次第。
長期優良住宅のように住宅の履歴(図面等)が
第三者に保管されていれば、可能になります。
- 住まいの、住宅の健康診断。
こんな仕組みができると、
いわゆる住宅のメンテナンスに
客観性、透明性が出て、住まい手にとって
あるいは
地域や日本社会全体にとって
プラスになるんじゃないでしょうか。
メンテナンスをやたら強調する住宅会社。
あるいは保証期間〇〇十年!
完成してからも長~いお付き合い・・・
へそ曲がりの私は
点検した結果の修理や修繕に
客観的な透明性はあるのか?
本当に必要か?
なぜそうなってしまったのか?
原因は何だったのか?
ちゃんと説明しているんだろうか・・・
- .
Category
- 家づくりのたいせつな話(517)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(420)
- 温熱環境(208)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(37)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(93)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(7)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)