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社長ブログケヤキの木の下で

プラグインソーラーは普及するか

 

  •  自然エネルギー財団HPより

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    昨日は今朝一番で基礎のコンクリートを打つ
    一日市場の家の最終確認でした。
    今週は梅雨の中休みの様で、
  • 暫く雨が降らない予報が出ています。
    外仕事には絶好の機会ですからいいタイミングでした。

 

  • 週末、新築を検討されている方と打合せでした。
    その中で出てきたのが プラグインソーラー
    実はそれがどんなものか知りませんでした。
    早速いろいろと調べてみたのですが
    簡単に言うと、ドラえもんのどこでもパネル
    屋根の上に載ってるパネルは、
    1枚400w前後のもので
    それが10枚載ってると4KWの発電ができます。
    その一枚とか2枚を
    例えばベランダの手摺の外にかけて発電するもの。
  • 優れているのは名前の通り、プラグイン。
    つまりそのパネルから直接家ののコンセントに差し込むと、
    パネルで発電した電気が使えます。
    ベランダの手摺の外に
    400wほどのパネルを取付けると、
    冷蔵庫やその他の待機電力で使えます。

 

  • 屋根にパネルの設置までは考えてないけれどと言う方や
    アパート住まいの方で大家のOKが出るようであれば、
    設置すれば電気代の節約になりますし
    災害時などには重宝しそうですね。
    既に市販されていますが、
    日本ではまだ法的な整備がなされていません。
    なので、プラグインソーラーと言いながら
    電力会社とはやり取りが必要になりますし、
    設置も簡単にポンと取付と言う訳ではありません。
    毎度のことですが、新しい技術や仕組みに対しての
    法的な対応は牛の歩みの日本です。
    日本で今後普及するかどうかは、
    誰でも簡単に安全に取り付けできるかどうか、
  • でしょうか。
    それと、元を取ろうと考える方には
    期待はずれかもしれません。
    それなりの年数はかかりそうです。

 

 

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多くの自治体がZEHの補助金

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    梅雨ですが、今日は貴重な晴れ。
    工事が捗りますから嬉しいです。

 

  • 先日、月刊スマートハウスの別冊が送られてきました。
    購読してるわけではありませんが、
    なぜだか毎年この別冊だけ送られてきます。
    価格は11.000円
    一般の方なら絶対買わない価格です。
    工務店にとっては、いろいろ参考になる統計や資料が
  • 出ていて重宝します。
    主にZEHに関連した統計や資料で、
    全国の自治体のZEH補助金も一覧にしてあります。

 

  • 全国では120以上の自治体が
    ZEHに補助金を出してます。
    東京都のゼロエミ補助金は240万とかなりの額です。
    そもそも、都内で一戸建てとなると
    土地代が高額ですから、
    住宅にまわせる予算も限られるわけです。
    補助額は高額ですが、実際の利用者がどれだけいるか
    気になるところです。

 

  • 実は、東京以外でも高額な補助金を出している
  • 自治体があります。
    100万以上出している自治体は
    北から順に
    札幌市220万
    中富良野町200万
    上士幌町150万
    秩父別町100万
    仙台市310万
    神奈川県開成町135万
    長野県200万
    飯田市100万
    愛知県みよし市100万
    岐阜県も実は出ていて、
    脱炭素社会ぎふモデル住宅普及事業40万
    全国では120以上の自治体が
    ZEH関連の補助金を出しています。
    国の補助金とは併用できないケースが多いですが、
    中には国の補助金を受けていても
    半額とか3割とか出るケースもあります。
    新築を検討中の方は担当者にご相談ください。
    担当者の中には併用はできないと
    思い込んでる方もいますから、
    ご自分でも自治体に問い合わせるといいでしょう。

 

  • 統計の中に蓄電池の出荷比率が出ていました。
    新築と既築の割合が
    新築3割
    既築7割
    後から蓄電池を
    設置する方のほうが多いのが目を引きます。
    DR補助金と言って、蓄電池に対する
    補助金を利用してると思います。
    新築と既築で倍以上の差があるということは、
    新築時の蓄電池設置について
    もっと慎重に考慮する必要がありそうです。
    他にも面白そうな記事がありますから、
    新築検討者で興味のある方は
    買ってみてもいいかもしれません。

 

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30年間住まいのエネルギー消費量

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    いよいよ梅雨ですね。
    暫くは、天気予報とにらめっこが続きます。
    可児の家Cは7月に庭づくりのワークショップの予定
  • ですが、梅雨が明けてることを願うばかりです。

 

  • さて、先日性能向上リフォームをされたOBの住まい手の
  • 方から、最新のエネルギー消費のデータを頂きました。
    1997年に大手のHMで2x4の新築を建てられてから
  • 毎月の
    ガス
    灯油(暖房用)
    電気代
    生活で使われる全てのエネルギーです。
    実は2018年に、新住協の会澤さん(現顧問)が
    「この家にしてよかった」vol2で紹介されています。
    その後の2024年までのデータです。

 

  • この家のデータが貴重なのは、
    新築時の断熱性能や設備機器での
    ガス、灯油、電気のエネルギー消費

 

  • 設備、性能はそのままで
    太陽光パネルを設置した時の
    エネルギー消費

 

  • オール電化にした時の
    エネルギー消費

 

  • 大手のHMで
    屋根を断熱した時のエネルギー消費

 

  • 紙太材木店で
    長期優良住宅化リフォームをした時の
    エネルギー消費
    それぞれのデータが、1年以上の期間で揃っています。

 

  • エネルギー消費と言ってますが、
    もちろんお金にも換算してあります。
    気代やガス代などは単価が変わっていきますから、
    金額だけではエネルギーの消費量の変化が分かりません。
    消費量が分かると、
  • 実際の数量変化が分かりますから
    設備の更新や断熱改修、
    家族の人数の変化などでどう変わるのかも分かります。

 

  • 紙太材木店が長期優良住宅化リフォームをしたのが
    2015年の3月で今から10年ほど前。
    Q値は1.22W/m2K
    Ua値は0.45W/m2K
    6地域
    現在の等級で言うと断熱性能等級6ですが、
    10年経過していると今ならではの改善点もあります。

 

  • 2000年前後に建てられたある意味性能の低い建物を
    現代の基準や水準に変えるには、
    それなりの費用が掛かります。
    だからこそ今新築をお考えの方は
    耐震性
    断熱性
    一次エネルギー消費については、
    極力上げておくことをお勧めします。

 

  • 基本となるのは
    断熱
    気密
    換気
    冷暖房システム
    耐震
    設備は太陽光パネルは必須で、
    蓄電池はいつつけるかでしょうか。

 

  • 詳細はこちらにありますので
    興味のある方はご覧ください
    「この家にしてよかった」Vol2​
    因みに新築当初6年間のエネルギー代の平均は
    ¥253.741円
    プロパンガス 218m3
    灯油 122L
    電気 5908KW
    ​家族4人
    33坪の家

 

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人口減少と土地選び

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    昨日は古い言葉で言うと勤労奉仕
    朝8時から、地区に流れる雄鶏川の土手の草刈りでした。
    40人程でしますから2時間もかからず終了。
    草刈り装束でしたから、そのまま土場の草刈り。
    引き続き、家庭菜園の安納芋の植え付け
    時期的には少し遅いのですが、
    2週間ほど前に植え付けた苗が購入して
  • しばらく放置して植えたため乾燥していたのか全滅…
    急遽、再購入。
    植え方も調査しましたから、
  • 今度は大丈夫なはずです。
    どんなことでも事前の調査が大切ですね。

 

  • さて、雄鶏川の集合場所のすぐ前で
    平屋の家が2棟建築中でした。
    昨年までは田圃で周りも田圃でしたから意外でしたが、
    田圃も耕作されなければただの空き地。
    不動産会社にしてみれば
    値段は安く仕入れられますから美味しいい土地。
    住まい手も土地の値段が安ければ、
    それに越したことはありません。
    地主も持っていてもお荷物な土地で
    (農地なので草刈り義務がります)
    処分できるならと誰もがウィンウィンに見えますが…

 

 

 

 

 

 

  • 岐阜県の人口は
    2020年 198万人
    2050年 136万人
    2070年 101万人
    あと25年で60万人減ります。
  • 毎年2万人減っていく計算です。
    上水や下水と言ったインフラ設備の維持には
    かなりのコストがかかります。
    税収が今の75%になれば、インフラが維持できる範囲も
    限界が出てきます。
    全てを維持できなければ、
    出来ないところと
    出来るところを分けて
    ゴメンナサイするか民営化でしょうか。

 

  • 都市計画マスタープランと言うものがあります。
    町の将来像や町づくりの方向性を定めたものです。
    多くの市町村でつくられていますから、
    土地を購入して新築を建てられる際には参考になります。
    ただ、人口が75%になった時の
    具体的な対策が書いてあるわけではありません。
    下水道などに対しても
    「適切な維持管理に努めます」程度です。
    周囲に建物が無い田圃の中の
    新規開発された宅地に家を建てる時には、
    慎重に検討する必要があります。

 

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エアコン[湿気戻り]対策は必須

 

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  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    快晴で気持ちのいい朝です。
    来週の予報は雨、いよいよ梅雨入りでしょうか。
    最近は少し気温が上がると蚊がやってきます。
    気持ちのいい風を入れようと
    事務所の通用口を開けておくと
    蚊が入ってくるので、蚊取り線香が欠かせません。
    電子蚊取り線香では無く、
    昔ながらの金鳥の渦巻き蚊取り線香。
    目で見えるのがポイントで
    ちゃんと働いているのが確認できる
    残りがどれくらいかわかる
    使う時間を長さで調節できる etc.
    アナログのいい所です。
  • さて、空気や湿度は目で見えません。
    エアコンの涼しい空気がどう流れているか
    蒸し蒸しする水蒸気がどれくらいあるか
    住宅展示場にあるモデルハウスで
    玄関を開けて家の中に入った時、
    温度や水蒸気、空気の流れなどが目で見えたら
    その時にどれだけエネルギーを消費しているかも
    分かったら・・・
    住まいを検討中の方には大助かりですね。
    隅々まで涼しい
    くまなく暖かい
    なんて言われても、
    ホントかななんて思わなくて済みます。
  • GX志向型住宅をはじめとする高断熱高気密な家
    HMも工務店も、誰もが高断熱高気密と言いますが
    そのような家の冷房はほとんどがエアコンです。
    一昔前の家のような
    断熱や気密ではありませんから、
    エアコンで住まいを冷やし始めると
    早々に設定温度に達します。
    設定温度に達したエアコンはお役御免ですから
    早々に送風モードに切り替わります。
    APFの高いエアコン程、余分な仕事はしません。
    コンプレッサーを回すことは
    多くの電気を消費することになります。
    送風モードになるとどうなるかと言うと、
    エアコン内部では先ほどまで冷気を送ってましたから
    結露した水がトレイや冷媒管に付着しています。
    その水に対して乾くまで、風が送られます。
  • 最近、エアコン内部のカビの防止に
    冷房を切ったら暫く送風モードにしましょう
    と言うことを聞いたことがあると思います。
    どうなるかと言うと、
    エアコン内部で蒸発した水が水蒸気となって
    室内に入ってきます。
    これを「湿気戻り」と言います。
    せっかく除湿したのに・・・
    高断熱になればなるほど、
    素早く設定温度になりますから
    エアコンはおサボリを始めます。
    APFが高ければ高いほどサボリ始める
    除湿の仕事はお休みです。
    それだけではありません。
    高気密で換気をしてます。
    エアコンがサボろうが
    送風モードであろうが
    換気しなければなりませんから
    湿った高温の外気は常に入ってきます。
    奮発してAPFの一番高いエアコンを選んだのに
    休んでばかりで湿度が下がらない・・・
    奮発して一種の全熱交換機にしたのに
    湿度が60%以上あるしかも肌寒い・・・
    最近の高断熱高気密住宅、あるあるの事例です。
  • 高温多湿な日本の夏の暮らし易さは、
    住まいの性能が上がれば上がるほど
    きちんとした設計が必要です。
    大手HMだから
    GX志向型だから
    大丈夫ではありません。
    設計者と相談しながら、快適な夏を目指してください。

 

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