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社長ブログケヤキの木の下で

どこが建てる?誰が設計する?

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は昨夜の雨で涼しい(^^♪
    これくらいの暑さが続いてくれるといいんですけどね。

 

  • 昨日は、全館空調講座の最終回でした。
    各自が計画している住宅の空調設計を発表するもの。
    最優秀は西紋建匠の西さん。
    その他の参加者の皆さんも、
    甲乙つけがたいものでした。
    今回は10期で
    既に山梨で次の期が始まってますが、
    私が最初に出たのは2年前で第2期でした。
    講座の内容もスキルアップされ、
    2年前より格段に充実したものになっています。

 

  • 今回の参加者の中に、
    一般の方でこれから住宅を建てられる方が
    勉強のため参加されていました。
    以前名古屋で開催されたBISの試験にも
    一般の方が参加されてましたが、
    そんな時代になりました。
    この講座のレベルは、
    実務に携わってる方でも苦戦する内容です。
    最終回の今回はきちんと空調設計が出来ていれば
    修了証が貰えますが、
    合格点に達していなければ容赦なく落とされます。
    今回の講座でも
    実務者2名が修了証をもらえませんでした。
    一般の参加者のMさんは、
    見事修了証を手にされました。
    空調設計に関しては、修了生の中でも超優秀です。
    はっきり言えば、
    この方の家の設計をされるHMや工務店は
    首を洗って置く必要があるかもしれません。
    九州の方なので、
    今回の講座に参加している工務店が
    家づくりに携わることはありませんが
    皆が、どこが建てるんだろうねと興味津々。
    ご本人もどこにしましょうね?
    ひょっとしたら(多分)
    空調設計はご本人がすることになるかもしれません。
    (空調設計を設計者に教えてあげることに?)

 

  • 一昔前は住宅の情報収集手段は
    限られていましたから、
    作り手であるHMや工務店と新築検討者の間には
    知識において大きな差がありました。
    そんな時代は既に終わっています。
    これはある意味、
    悪貨(いい加減な家を建ててきたHMや工務店)が
    駆逐されることになるわけです。
    住まい手にとっても
    日本にとっても
    いい方向、いい時代とも言えますが、
    実務者は常に自分自身をブラッシュアップ
    する必要があります。
    空調なんて大きめのエアコン付けとけば大丈夫
    そんな時代の終わりの始まりです。

 

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海鮮の野菜炒め

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    夏本番ですね。
    吹上の家は壁の付加断熱工事の真っ最中なので、
    毎日のようにブルーシートを外して断熱材を入れ
    またブルーシートを掛ける
    防水紙を張れる状態になるまでは、この繰り返しです。

 

  • さて、本日は久々の料理の話し
    興味のない方はスルーしてください。
    でも、家にも興味があるけど
    料理にもと言う方は必見かもしれません(^^♪
    先日、家人の誕生日に行った中華料理店
    料理を注文する時はメニューをよく見て、
    美味しそうなものだけでなく
    家に帰ってマネできそうな
    簡単そうに見える料理を一品選ぶようにしてます。
    それを味を忘れないうちに、家に帰って作ってみる。
    もちろん、プロが作る料理ですから
    最初から似た味は難しいので、
    何回か試行錯誤することになります。
    美味しくなるまでは
    何回か作らなければなりませんから、
    失敗作が続くと肩身が狭くなっていきます。

 

  • 以前も何回か料理のブログを書いてますが、
    レシピを忘れないよう備忘録とするため。
    今回は家人から一発でOKが
    出たのでレシピを書きます。

 

  • 海鮮の野菜炒め(3人前)
    食材は
    イカ(新鮮なもの)中サイズ2杯
    エビ(どんなエビでもOK)
    今回は小さめで既に茹でてあるパック物1パック
    アスパラ 3本
    生きくらげ 1パック(飛騨産)
    パプリカ 赤 1/4
    パプリカ 黄 1/4
    セロリ 1本
    ネギ 1.5本(白)
    調味料は
    生姜薄切り 1枚
    胡椒 適宜
    上湯(創味シャンタン)小さじ1
    (味百家シリーズの清湯が無くなったのは残念)

 

  • アスパラ
    ピーラーで根本側を剥く
    湯煎して5センチほどにカット(茹ですぎない)
    パプリカ
    幅1センチほどに縦カット
    これも湯煎する
    セロリ
    5センチほどの拍子切り
    ピーラーで筋を剥く
    ネギ
    1.5センチ ぶつ切り
    生きくらげ
    (乾燥を戻しても良いが出来れば生タイプ)
    適当な大きさにカット
    固い所はカット
    上湯(シャンタン)は
    スーパーで売っている創味シャンタンを
    大匙2杯ほどの湯で溶いておく

 

  • 最初に生姜を炒めて
    順次
    野菜、きくらげ、エビ、イカ、シャンタンを入れる
    イカに火が通れば完成
    この料理のポイントの一つは
    新鮮なイカを使うこと
    味付けがシンプルなので
    イカの新鮮さで食感が変わります。
    実はスーパーでイカを買ってくるとき
    煮つけ用のイカと刺身用のいかが並んで、
    パックになって売っていました。
    どっちを買うか迷いましたが
    刺身用を買って正解。
    イカが柔らかいと
    口に入れた時に残念な思いをします。
    ポイント2
    イカにさいの目に切れ込みを入れる
    味付けがシンプルなので
    イカも大きめにカット(4センチ角程度)すると
    イカを食べてる感じが出ます。
    同時に切れ込みを入れることで
    味の付いている面積を増やすことができます。
    ポイント3
    生きくらげ
    乾燥を戻したものとは味の付き方が違います。
    きくらげにも味がちゃんと付きます。

 

  • 次回への改善点
    セロリはもう少し太く、量も倍入れても大丈夫
    生姜は入れなくてもOK
    パプリカも1/4ではなく半分あっても良い

 

  • 記録のため写真   3人前を大皿に

 

 

 

  • お店の料理  こんな風にできれば・・・​

 

 

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中古住宅でも

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝6時 外気は26度で85%
    窓を開けていても寝苦しいはずですね。
    今週は昼も夜も要注意です。

 

  • 週末は犬山の家のリノベーション見学会でした。
    暑い中、お越しいただいた皆様には
    ここに改めてお礼を申し上げる次第です。
    30年ほど前の〇友林業の平屋の家のリノベーションです。
    Iphoneのパノラマなので
    画像に少しゆがみがありますが、
    雰囲気はお分かりいただけるでしょうか。
    写真を簡単に解説すると
    以前にあったのは和室二間と広縁、
    それに床の間と押入れ
    それを一つにして
    キッチンとダイニングにしてあります。
    右手に見える縦格子の障子のあるところは
    出書院と言われるもので、
    日本建築では通常床の間の窓側にあります。
    床の間の右手は仏間であったり
    押入れがありますが、
    こちらの家では両方とも撤去して
    キッチンの食器棚スペースとしています。
    写真右手の黒い食器棚がそうです。
    天井は撤去して梁が現しとなる勾配天井です。
    梁の上には屋根を支える束が何本もありますから、
    断熱と気密を強化するには難儀します。

 

  • 当時の大手のHMの断熱は床はスタイロで2センチ
    (入っていればいい方で愛知県だとないケースが大半)

    壁、天井はグラスウールで厚さは5センチ程度
    気密なんて考えていませんから、
    現地で打合せをしているとどこからともなく
    冷気が入ってくるのが分かりました。
    古い住宅の断熱強化の手法は
    既に新住協で確立されていて、
    技術資料として会員に公開されていますからご相談ください。
    以前も申し上げましたが、
    筋のいい中古住宅はこれから需要が高まると思われます。
    なぜなら、単に中古と言うだけで
    筋のいいい中古住宅も
    筋の悪い中古住宅も
    市場評価は同じです。
    でも、いざ断熱性や気密性、
    耐震性を上げようとすると
    係る費用には相当程度の差が出ます。
    でも、今はどちらの住宅も同じ評価です。

 

  • 一般の方はまだご存知ありませんが、
    国は住宅建築に関する
    法改正を矢継ぎ早に進めています。
    減少する人口
    溢れる空き家
    中でも性能の低い住宅を建ててもらっては
    子々孫々、社会全体のお荷物と言うことに
    遅ればせながら気が付いたわけです。
    ということで
    今国が準備を進めているのが、
    リノベーションでも
    確認申請の提出を義務化するというもの。
    どの範囲までのリノベーションに適用するか
    実はまだ明確ではありませんが、
    法改正の流れの主旨は
    いい加減な住宅や住まいは
    新築でもリフォームでももうこれ以上認めない
    実はヨーロッパなどでは
    新築のみならずリノベーションでも、
    行政の許可が必要な国が多数あります。

 

  • 年々ひどくなっていく夏の暑さ
    温室効果ガスの排出をいかに少なくするかを
    誰もが考える必要があります。
    価格優先で
    性能の低い新築住宅を建てることができる期間は
    まだ少しありますが、
    社会全体の大きな流れを見れば
    建ててはいけない住宅です。
    そんな家を建てるより
    筋のいい中古住宅を購入し、
    性能向上のリノベーションする方が
    社会全体にとっても
    自分自身にとっても
    いいのではないでしょうか。
    実家があるのに
    新たに土地を購入して
    性能の低い家を建てる
    あなたにとっても
    それを相続するお子さんにとっても
    リスク以外ありません。

 

  • ps
    国はリノベーションに対しても補助金を出しています。
    長期優良住宅化リフォームだけでなく、
    窓や断熱材、設備機器と言った
    個別の性能向上に資するものも対象です。

 

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上から給気

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    梅雨も明けてすっかり夏ですね。
    先ほどから蝉が一斉に鳴き始めました。
    ただ、先日までの雨で
    まだ地面は乾いていなくて、湿度は80%を超えています。

 

  • さて、湿度(水蒸気)
    冬は足りなくて
    夏は有り余って
    あの手この手を使って、処分しなければなりません。
    最近の家づくりを検討される方も、
    夏の水蒸気の処理に
    関心を持たれるようになりました。
    住宅情報を収集する過程で
    換気の重要性や
    換気の種類
    気密の大切さなどに気が付かれるわけですが、
    玉石混合の情報の中で
    茶畑の中に入ってしまわれる方も・・・

 

  • その中の一つに給気口の取付場所を
    どこにするかと言うのがあります。
    壁付けの3種換気の場合、
    ダーティーゾーンである
    トイレや浴室、キッチンから排気して
    給気は各居室に給気口を設けます。
    その給気口を
    エアコンの下に設けるのか
    横かあるいは上か
    どこにしたらいいか?
    基本は 拡散する前に捕まえる、ですから
    エアコンの吸い込み口のすぐ上になります。
    なぜなら、
    エアコンの吸い込み口は
    エアコン本体の上部にあるからです。
    吸い込んだ空気を
    エアコンが温めたり
    冷ましたりして吹き出す。
    夏であれば
  • 高温で湿気をたっぷり含んだ空気が
    家中に散らばる前に、
    吸い込んで結露させ冷たい空気にして送り出す。
    冬であれば
    冷たい空気が部屋の中に
    拡散する前に吸い込んで暖かくして吹き出す。
    給気口とエアコンの吸い込み口が
    離れれば離れるほど、
    高温の空気
    冷たい空気
    高湿度な空気は
    エアコンを通らず室内に拡散していきます。

 

  • 一旦拡散したら、家中に広がったら、
    それを捕まえるのは大変。
    吸い込み口は一つしかありませんし、
    場所は固定されてます。
    自分で動き回って
    水蒸気や冷たい空気、暑い空気を
    捕まえることはできません。
    エアコンに気持ちよく働いてもらうには
    効率よく働いてもらうには
    室内をより快適にするには
    給気口の位置は、
    入ってきた空気がエアコンの吸い込み口の上に
    来るようにしなければなりません。
    すぐ上に来たとしても
    ダクトで繋いでいるわけではありませんから
    わずかな距離で
    室内の空気と混合されることになります。
    壁付けの3種換気では
    各居室に給気口がありますから
    エアコンも各部屋に必要ですが、
    ダクト式の3種であれば
    給気口は家の中で1か所に絞ることができます。
    つまり、工夫次第で
    1台のエアコンで家中全室冷房も
    可能と言うことになります。
    もちろん断熱や日射遮蔽、気密は必須となります。

 

  • 明日は犬山の家のリノベーション見学会。
    あと1枠空きがありますので、
    ご興味のある方はご予約ください。
    こちらから
    お客様テイスト満載のお住まいです。

 

  • 犬山の家

 

 

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建替えの前に

 

  • ハーフユニットバス 
  • こちらは、週末に平屋リノベーション完成見学会します

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は21度で95%
    湿度が95%あっても気温が21度だと
    違和感はありません。
    不快指数は
    暑くないと心地よいの間くらいでしょうか。
    そろそろ梅雨明けの気配ですね。

 

  • 本日は建て替えに伴う解体工事の現地調査。
    既存の家を解体するのには
    実は心情的に抵抗があります。
    まだまだ使えてもったいない・・・
    もちろん様々な事情がありますし
    当のご本人も考えた末のことですから、
    いろんなアドバイスはできても
    最終的な判断は当事者となります。
    家を解体するなんて経験は
    家を建て替えない限りありませんが、
    今後予想される溢れる空き家時代には
    使い道のない
    売れない
    相続した親の家を解体して、
    更地にして国庫に返納という
    ケースも増えると思われます。
    と言うのも空き家に対する固定資産税の減免は
    遠くない将来、
    段階的に廃止の方向と思われるからです。
    家を解体する、その費用は自分の負担です。
  • 問題はその解体費用
    廃材処理費も高騰してますし
    アスベストの問題もあります。
    ほぼどんな家でもアスベストが使用されていると思って
    間違いはありません。
    なので解体工事をする時は、
    全ての家でアスベストの
    事前調査が義務付けられています。(もちろん有償です)
    何にアスベストが含まれているか?
    検索していただくと、こんなものにもアスベストが…
    事前調査はサンプリングして
    検体を専門機関に送って
    判定してもらうことになります。
    もちろんサンプリングは複数で、一体毎に検査となります。
    廃材の分別処理
    アスベストの解体作業者の
    長期に渡る健康管理等
    コストが上がることはあっても下がることはありません。

 

  • 自分でも不思議なのですが、
    プレハブ住宅の解体にはそれほど抵抗はないんですが、
    木造住宅の解体にはなんだかなという
    もやもやとした感情が湧いてきます。
    特に瓦の屋根で真壁で日本家屋を体現したような家は、
    再生工事を経験している設計者や
    工務店から見ると
    いかようにでも再生できると分かっています。
    その経験がない
    設計者や工務店、HMと相談すると
    「建て替えた方がいいですよ」
    ・・・・
    岐阜の田舎で日本家屋を体現したような家は
    40坪を越えますし、
    鉄骨の車庫があったり庭や植栽もあります。
    となれば解体工事費は皆さんが思っているより
    遥かに高額で片手くらい(500万)
    あるいはもっと、覚悟する必要があります。
    それだけあればスケルトンにして
    基礎も含め耐震補強ができます。

 

  • 建て替えをお考えの方は
    最初に行った相談先のHMや工務店、設計者が、
    どういう考えの持ち主かでその先は大きく分かれます。
    どこに相談に行くか?
    その事前調査や情報収集が
    運命の分かれ道かもしれません。

 

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