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社長ブログケヤキの木の下で

実家の再生工事も選択肢

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    連休最終日の昨日は雨。
    お昼近くでも14度程度、寒い一日でした。
    エアコンでは暖かさが感じられなくて
    薪ストーブを少し焚きましたが、
    この時期に焚くと何故だか少し罪悪感を感じます。

 

  • さて、現在、紙太材木店で新築やリノベーションの
    打合せに使っている建物は、
    20年ほど前に再生させた建物です。
    元もとは造作材と言って、
    建物の内部で使う木材を保管していく建物でした。
    建てられたのは大正7年ですが、
    使われている木材は古材で
    どこかにある建物を移築したものと思われます。
    金輪継ぎで柱を修復してあったり、
    梁や桁にはほぞ穴がそのまま残っていたりします。
    当時、木材は貴重で
    建物を解体しなければならない場合でも
    現在のように廃棄処分ではなく、
    使える木材は使うのが一般的でした。
    ある意味、現在のSDG’sが
    当たり前の時代とも言えます。
  • それが戦後、こと住宅に関しては
    全く忘れ去られたように新築重視。
  • 古い住宅は解体、処分と言うのが
    当たり前になってしまいました。
    工務店やHMに家の相談をすると
    誰もが口をそろえて、
    古家は解体して新しく建てましょう。
    工務店やHMにとってはその方が楽なんですね。
    それが実は現在でも続いていますが、
    時代は変わりました。
    新しく土地を買って新築を建てるは、
    一定のリスクのある時代になりました。

 

  • 人口が減っていき家は現在でも余ってますが、
    これから先も更に空き家は増えていきます。
    相続する実家の終活や
    ひょっとしたら
    両親の実家がまだ残っていたりする
  • ケースもあります。
    新たに土地を購入する前に、
    どこかに自分が相続する可能性のある土地があれば、
    そこに家を建てるのも検討すべきでしょう。
    更に言えば、ご実家のフルリノベーションも
    視野に入れておく必要があります。
    土地の購入費が抑えられるメリットは
    計り知れません。
    田舎でさえ数百万から1千万以上かかる土地代が
    節約できますし、
    別に家を建てた時にある
    将来実家を相続した時のリスクを回避できます。
    実家が簡単に売却できれば大丈夫ですが、
    出来なければ解体処分費や
    固定資産税を将来にわたって
    負担することになります。

 

  • 古い家でも技術力のある工務店なら
    いかようにでも
    リノベーションすることができます。
    国も長期優良住宅化リフォームを
    補助金を出して支援しています。
    住宅のフルリノベーションや再生工事で
    注意しなければならないのは、相談先です。
    技術力がなければ、
    壊して新築にしましょうとなります。
    参考になるのが 住宅医協会​です。
    新築を検討される方は
    一度ご実家や空き家のフルリノベーションも
    検討してみてください。
    耐震性や断熱性、省エネ性なども含め
    検討してもらえます。

 

 

 

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フラット35金利引き下げ

 

 

 

  • おはようございます、​紙太材木店の田原です。
    11連休や8連休の話しも聞きますが、
    紙太材木店は暦通りの休み。明日から4連休です。
    本日最終の筍掘りは17本の収穫。
    今シーズンは累計で168本となりました。
  • まだ、細い筍が出てきますが、
    草も茂ってきましたから草刈りをしなければなりません。
    土場の草刈りも残ってますから、
    休みは草刈り連休になりそうです。

 

  • さて、5月のフラット35の金利が先月に比べ大幅に下がり、
    0.12%下がりました。
    返済期間 21年以上では
    1.82%(▲0.12%)です。
    フラット35はポイントによる
  • 金利引き下げ制度があります​。

 

  • ポイントは
    家族構成
    住宅性能
    維持保全
    地域連携
    上記の4つに付与されていて
    内容によってポイントが異なります。
    全て該当すると(▲1.0%)
    返済期間21年以上、
    基準金利1.82%が0.82%となります。
    最近は「金利のある時代」と言われて、
    変動金利を引き上げる動きが始まってましたが、
    民間の変動金利も据え置きの状態です。
    とは言いながらフラット35は
    ポイントを全て取れれば基準金利から▲1.0%で
    0.82%になります。(期間限定)
    日銀は今後、
  • 政策金利を0.25%程度上げると言ってますから
    変動金利は上乗せされます。
    そうなると5年とか10年の
  • 金利引き下げ期間の縛りがありますが、
    35年で均せばフラット35の方が
  • 総額ではほぼ安くなります。

 

  • 一昔前のフラット35のイメージは、
    銀行で住宅ローンが借りられない人が
  • 利用するローンでしたが
    現在の金利情勢ではフラット35の方が
  • 有利と言うことになります。
  • これはフラット35の金利引き下げ要件に
  • 満たない住宅を建てる人が、
  • 民間の銀行の住宅ローンを使うと言うことになります。
  • Gx志向型住宅の補助金
    各自治体からの補助金
    フラット35の金利引き下げ、
  • 昨年まで併用できなったものが
    併用可能になっています。

 

  • 紙太材木店では標準的な仕様で
    全ての優遇措置を受けることができます。
    金利引き下げ要件に合致する住まいを
  • 建てられる方は、
  • 安易に民間の住宅ローンに決めずに
  • フラット35の検討を始めるべきです。

 

  • P.S. 
  • 岐阜県の場合県産材の使用で
  • さらに金利が優遇されます。(全期間-0.2%)
  • 他の自治体でもその可能性がありますから、
  • 担当者とご相談ください。

 

 

 

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昭和130年 どんな家が?

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    昨日の午前中は岐阜市で地鎮祭。
    風が強く、テントの紅白の幕がかなり強く
    旗めいていました。
    風の強さは事務所に帰っても同じ。
    30年程前に下小屋を改装した事務所は、
    実は隙間だらけ・・・
    窓やドアを閉めていても、明らかに風を感じて寒い。
    こうなるとエアコンで暖房しても効果はありませんから、
  • 躊躇なく薪ストーブ。
    部屋が暖かいというだけで何故だか幸せを感じます。

 

  • さて、昨日は昭和の日でしたが
    我々世代は天皇誕生日がしっくりきます。
    令和7年は昭和で言うと100年だそうで、
    あと10年もすれば令和世代からすると
    昭和は我々世代の明治という感覚でしょうね。

 

  • ひところ100年住宅という言葉がマスコミなどに
  • 出ましたが、最近はそれほどでもありません。
    長期優良住宅が出始めたころに
    HMなどが言っていたように記憶してます。
    100年もつ住宅なんて
    想像もつかないかもしれませんが、
    ここ20年程の間に建てられた住宅の多くは
    構造的には十分持つと思われます。
    もちろん雨漏れなどの瑕疵や
    地震や火災の被害を除きますが、
    それらが無ければ持ってしまいます。
    いくら断熱性が低く寒い家でも
    光熱費がびっくりするくらいかかる家でも
    耐震性が最低基準の家でも
    天災や人災が無ければ、
    建物としては100年持ちます。
    ただ、それでいいという人がいればの話しです。
    そのような家でも
    住みたいという人がいればですが・・・

 

  • 多くの場合、そのままではなく
    改修をしたり補強をしたりして、
  • 住むことになります。
    HMや工務店という
    最小の資本で
    最大の利益を
    追求する企業サイドからすると、
    古い家の改修よりも新築にしましょうと
  • いうことになります。
    中古車よりも新車の感覚でしょうか。
    私は長年リフォームもしているからか
    分かりませんが、
    中古という言葉にそれほど抵抗はありませんから
    実は中古品を結構使ってます。
    機能に問題がなければ、それでよしです。
    住宅についても改修によって
    断熱性や耐震性が新築住宅と同等になって
    問題がなければ、
    それでいいのではないでしょうか。
    長期優良住宅化リフォームと言うのがあります。
    中古の住宅を改修して長期優良住宅の基準に
    するというものです。
    もう10年以上前からあって、
    工事には補助金が出て恐らく今後も続くと思われます。

 

  • ただ、この長期優良住宅化リフォーム
    書類審査が面倒だとか
    そもそも新築の長期優良住宅を
    建てたことがないなど
    何処の工務店でもOKという訳ではありません。
    ただ、住まい手にとっても
    中古住宅にとっても
    その中古住宅が建っている地域にとっても
    性能の担保された住宅がその地域に残るのは、
    とても有意義なことです。

 

  • 実家の終活は後回しにして
    新たに土地を購入して
    長期優良住宅や性能表示と言った
    担保のない新築住宅を建てるのは
    それなりのリスクのある時代になりました。
    アパート住まいの方はそれまで
    ご自分で固定資産税を払ったことは
    あまりないはず。
    実家の固定資産税も両親の誰かが払ってますが、
    土地や建物を相続したり取得すれば
    固定資産税は必ず付いてきます。
    運が悪ければ30年後、
    奥様の実家
    ご自分の実家
    ご自分の家
    3軒分の固定資産税を払うことになります。
    人口減少の日本で
    家余りの日本で
    30年後、性能の低い住宅を
    簡単に買ってくれる人がいるかどうか
    想像してみる必要があります。
    あなたも中古住宅を買わずに、
    新築を建てているのですから。

 

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道具や機械はその道のプロに

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。

 

  • 昨日は空き時間に土場の草刈り。
    いよいよ草刈りシーズンです。
    この時期の草は柔らかくて刈り易いので、助かります。
    具体的に何が違うかと言うと、
    1時間当たりに刈れる面積が3割ほど増えます。
    それと楽に刈れますから
    疲労度が圧倒的に少ないんですね。
  • それともう一つは、
    仮払い機のヘッドをマキタのものに替えたら
    ナイロンコードがヘッドの根元で切れなくなって、
    最初にセットすればコードが無くなるまで
    あれこれ弄らなくて済みます。
    これだけでも随分楽です。

 

  • 実はこの仮払い機のヘッドは
    草刈りの生産性を大きく左右します。
    ほとんどのヘッドはナイロンコードが短くなったら、
    ヘッドでポンと地面を叩くと
    コードが伸びる仕組みになってます。
    ストレスの第一はコードがヘッドの根元で
    切れてしまうこと。
    切れればエンジンを切ってカバーを外し、
    再度コードを巻き直さなければなりません。
    仮払い機を肩から外し、
    厚手の手袋やフェイスガードも取って
    更にナイロンコードを
    置いてある場所まで取りに行って・・・
    しかも巻き直しはヘッドの機種によっては
    かなり固くて、女性の力では難儀するほどです。
    運が悪ければ、1回のコード巻きで
    複数回起こることもあります。
    メーカーによって
    機種によって
    ヘッド自身の当たり外れもあるようで、
    ネットで口コミを検索すると
    評判のいいいものでも
    一定の割合で不具合が出ることが分かります。

 

  • 今回使っているのはマキタの
    ナイロン巻きコードカッター
    A55164
    以前のヘッドと比べるとストレスが激減。
    快適な草刈りシーズンを送れそうです。
    実はヘッドとは関係がありませんが、
    土場には大きなケヤキの木が4本と楠も2本あります。
    枯れて落ちた枝がコードに絡みついて、
    草刈りには邪魔になっています。
    拾い集めて山にしてあるのですが、
    その山自体が年々大きくなっています。
    以前は山にして燃やしていたのですが、
    この時世そんなわけにはいかなくなりました。

 

  • と言うことで検討しているのが、
    エンジン式のウッドチッパーです。(木材粉砕機)
    いろんなメーカーから出てますが、
    それなりの値段もしてますし
    金額もかなりばらつきがあります。
    この手の商品はその道のプロに聞くのが
    一番信頼ができます。
    今週、普段はゴルフ場の
    木の伐採や処分をしている方が、
    会長農園の草刈りに来られますから
    早速相談してみることにします。

 

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地方自治体の住宅補助金

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今シーズンの筍、大台の100本を越えて
    111本の収穫になりました。
    そろそろ終盤ですが、あとどれだけ出るか楽しみです。

 

  • さて、本日は補助金のお話し
    住宅を建てる時に補助金が出ますが、
    国からのものと地方の自治体である県や市のものがあります。
    東京都の東京ゼロエミでは
    一定水準の性能や設備を満たせば、
  • 240万円の助成金がでます。
    札幌版次世代住宅の補助金も、
    要件を満たせば220万の補助金が出ます。
    随分高額ですが、東京や札幌だけでなく
    鳥取NE-ST 200万
    信州健康ゼロエネ住宅200万
    やまがた省エネ健康住宅200.2万
    せんだい健幸省エネ住宅310万
    etc
    補助金の額も性能のランクに応じて上下して、
    上記の額は上限です。
    国の住宅の補助金との併用は認められませんが、
    自治体独自の補助金は併用ができるものもあります。
    国のGX志向型住宅の補助金の160万が
  • 小さく見えてしまいます。

 

  • 他にも探せば色々とありますが、
    なぜ国や地方の自治体が
    これほど住宅に対して補助金を出すのか?
    一昔前は与党の選挙対策であったり、
    あるいは景気対策と言った側面もありましたが、
    それにしても金額が大きくなっています。
    2050年のカーボンニュートラルもありますが、
    主な理由は空き家対策だと思われます。
    現在多くの家が空き家になっています。
    その主な理由が、
    耐震性が低い
    断熱性が悪い
    省エネではない
    生活コストが大きい
    改修には大きな費用が掛かる
    そんな中古住宅には住みたくない訳で
    新築住宅になりますが、
    その新築住宅の性能が低ければ同じことの繰り返し。
    ますます空き家増えていくことになります。
    ただでさえ有り余ってる住宅が、
    更に増えていく・・・
    自治体にとって放置されている空き家は
    頭痛のタネでしかありません。
    なのでそんな空き家を減らす策の一つが、
    誘導策としての高額な補助金となります。
    同時に国は基準法を改正し、一定水準以下の住宅を
  • 建てさせないようにし始めました。
    下から法律によって性能を押し上げ
    低い性能の家は建てさせないようにして、
    上にはアメをぶら下げ引き上げるということになります。

 

  • 実は欧米では、30年も前からしていることです。
    ようやく日本も遅すぎるきらいはありますが、
    そうなり始めたと見ていいでしょう。
    どんな家を建てるのも自分の自由
    自分が死んだ後の家なんて
    野となれ山となれ
    そんなことは知らん
    子供が何とかする
    そんな時代は、既に遠い昔の話しとなりました。

 

  • さて、岐阜県の住宅補助金
    実は国の補助金と併用が可能です。
    ①ぎふの木で家づくり支援事業32万
    ②脱炭素社会ぎふモデル住宅事業費補助金40万(昨年)
    ②の詳細はまだ発表されてませんが、
    近日中に県のHPに出されます。
    ①は国の補助金を貰うと約半額の17.6万になりますが、
    GX志向型の160万と合わせると
    160+17.2+40
    217.2万の補助金になります。
    県産材を使うことや省エネなど、
    一定基準を満たせば補助対象になります。
    岐阜県を含め地方で新築を検討される方は、
    自分の家が基準を満たしているか
    設計者に確認してみてください。

 

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