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社長ブログケヤキの木の下で

暑い夏はドアを開けたまま

 

 

 

  • おはようございます、
    紙太材木店の田原です。
    昨夜は暑くて、夜中に目が覚めてしまいました。
    梅雨の時期なのに日中も暑く既に真夏の様相ですから、
    エアコンの使い方も
  • 夏バージョンにする必要がありそうです。

 

  • 以前から推奨しているのが、
  • ドアを開けたままエアコン。
    特に換気が不十分なひと世代前の住まいでは、
    一石二鳥の効果を発揮します。
    残念ながら最近建てた家でも
    換気が絵に描いた餅状態の家では、
    十分通用しますからお試しください。

 

  • ドアを開けたままエアコンはその名の通り、
    寝室のドアを開けて
    エアコンをつけたままにして寝ることです。
    換気が絵に描いた餅の家では、
    ドアを閉めたままだと寝室の二酸化炭素濃度が
    1000ppmを越えるのは普通。
    2000ppm
    3000ppmにもなります。
    ドアを開けたままにするとそれを防ぐことができます。
    次に、ドアを閉めてエアコンをつけると
    寒くなりすぎる傾向にあります。
    温度設定を色々変えても、
    朝まで安眠となるケースはそれほど多くありません。
    寒さで目が覚めたり、
    夏なのに毛布を掛けたりとなります。
    タイマーをかけて寝る場合、
    エアコンが止まれば
    暑さが戻って目が覚める
    もう一度タイマーをかける
    そんなことを繰り返すことになります。

 

  • エアコンは確かに優れモノなんですが、
    特に冷房をしようとする場合、
    狭く閉じられた空間で臨機応変に働くのは苦手です。
    簡単に言うと6畳とか8畳の
    一部屋の閉じられた空間で使うには、
    エアコンの冷房能力がありすぎるんですね。
    四字熟語に 牛刀割鶏​ と言う言葉がありますが、
    まさにそれです。
    なのでエアコンが働きやすい空間や
    場所を作ってあげることが、快適性につながります。

 

  • エアコンにとってその空間が狭すぎるのなら
  • 部屋を広くしてあげればいいわけで、
  • ドアを開ければそうなります。ドアを全開にするか
    半分ほど開けるか
    あるいは10センチほど開けるか
    温度設定や寝室で寝る人数などで変わりますから、
    どれだけ開けるか試行錯誤してみてください。
    寝室が寒くなり過ぎず、
    CO2濃度も下がりますから一石二鳥です。

 

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やむを得ない場合ダクトレス

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    気持ちのいい朝です。
    日中は37度が予報されてますから
    暑さに慣れていない体にはかなりの負担になりそうです。
    工務店は現場が基本ですから、
    暑さには要注意の日になりそうです。
    最近のみはりん坊(温湿度計)には、
    WBGTアラームついてますから現場では重宝します。

 

  • 昨日会社に帰ると机の上に、
    ダクトレス全熱交換機の
  • カタログと名刺が置いてありました。
    ダクトレス全熱交換機と言うのは、
  • 壁付けの換気扇ですからダクトの配管が不要です。
    工事がお手軽に済むということで、
    それなりの需要があります。
    2台がワンセットで
    一方の換気扇が60~70秒くらい
    給気をして室内に外気を入れ、
    同時にもう一方の換気扇は
    同じ時間排気をするというものです。
    それを交互に繰り返して換気をします。
    空気はその換気扇の中を
    行ったり来たりするのですが、
    ハニカム状(蜂の巣)になった
    セラミックの中を空気が通ります。
    その空気が通る時に、
    空気の水蒸気と熱をセラミックに付着させます。

 

  • 例えば夏、
    60秒の間に室内のエアコンで除湿され
    冷やされた空気の水蒸気と熱が、
    セラミックの中を通ってセラミックを除湿、冷却します。
    そこに60秒後、
    水蒸気と熱を帯びた外の空気が入ってくるのです。
    セラミックは既に60秒の間に
    冷やされ、除湿されています。
    外の空気はセラミックの中で、
    熱と水蒸気を奪われて室内に入ってくるという訳です。
    それを60秒の間隔で
    交互に繰り返すという換気方式です。
  • 2台ワンセットで30坪程度の家であれば
    3~4セット設置でしょうか。

 

  • 機能を聞くと良さげに感じますが、
    以前から言われているのは
    60秒間で出入りする空気は
    換気扇の周囲だけで出入りしているのではないか?
    空気に色は付いていませんから、
    入ってきた空気が室内にどれだけ広がっているのか
    見えるわけではありません。
    出ていく空気も、
  • どれだけ出ていったかは分かりません。
    カタログにはセットで
    1時間に72.6m3給気とあります。
    1時間に72.6m3なので
    60秒(1分)に 1.21m3です。
    トイレの換気扇
    排気量は55m3/h前後
    1分間に0.91m3排気します。
    1畳のトイレの気積は約3.16m3
    3.16÷0.91=3.47
    計算上は約4分でトイレの中は
    匂いのない空気になるはずですが、
    多くの家庭ではそうではないのではないでしょうか。
    空気に色は付いていませんから
    見ることはできませんが、
    臭いはある程度分かります。
    家の中で焼肉やカレー
    あるいはコンビニ弁当を食べた時、
    どれだけの時間で匂いが無くなっているか?

 

  • ダクトレス全熱交換機を
    設置されている方にお聞きすると、
    どれくらい時間がかかるか教えていただけます。
    もともと欧州が発祥ですが、
    ダクトが通せない場合など
    リフォームが主体の製品と言うのが仲間内の認識。
    計算上はちゃんと換気が出来ていて、
    確認申請も何の問題なく通ります。
    でも、知り合いのなかで
    新築で使っている工務店や設計事務所を私は知りません。
    リフォームでダクトが通らず、
    やむを得ない場合が大半です。

 

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プラグインソーラーは普及するか

 

  •  自然エネルギー財団HPより

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    昨日は今朝一番で基礎のコンクリートを打つ
    一日市場の家の最終確認でした。
    今週は梅雨の中休みの様で、
  • 暫く雨が降らない予報が出ています。
    外仕事には絶好の機会ですからいいタイミングでした。

 

  • 週末、新築を検討されている方と打合せでした。
    その中で出てきたのが プラグインソーラー
    実はそれがどんなものか知りませんでした。
    早速いろいろと調べてみたのですが
    簡単に言うと、ドラえもんのどこでもパネル
    屋根の上に載ってるパネルは、
    1枚400w前後のもので
    それが10枚載ってると4KWの発電ができます。
    その一枚とか2枚を
    例えばベランダの手摺の外にかけて発電するもの。
  • 優れているのは名前の通り、プラグイン。
    つまりそのパネルから直接家ののコンセントに差し込むと、
    パネルで発電した電気が使えます。
    ベランダの手摺の外に
    400wほどのパネルを取付けると、
    冷蔵庫やその他の待機電力で使えます。

 

  • 屋根にパネルの設置までは考えてないけれどと言う方や
    アパート住まいの方で大家のOKが出るようであれば、
    設置すれば電気代の節約になりますし
    災害時などには重宝しそうですね。
    既に市販されていますが、
    日本ではまだ法的な整備がなされていません。
    なので、プラグインソーラーと言いながら
    電力会社とはやり取りが必要になりますし、
    設置も簡単にポンと取付と言う訳ではありません。
    毎度のことですが、新しい技術や仕組みに対しての
    法的な対応は牛の歩みの日本です。
    日本で今後普及するかどうかは、
    誰でも簡単に安全に取り付けできるかどうか、
  • でしょうか。
    それと、元を取ろうと考える方には
    期待はずれかもしれません。
    それなりの年数はかかりそうです。

 

 

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多くの自治体がZEHの補助金

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    梅雨ですが、今日は貴重な晴れ。
    工事が捗りますから嬉しいです。

 

  • 先日、月刊スマートハウスの別冊が送られてきました。
    購読してるわけではありませんが、
    なぜだか毎年この別冊だけ送られてきます。
    価格は11.000円
    一般の方なら絶対買わない価格です。
    工務店にとっては、いろいろ参考になる統計や資料が
  • 出ていて重宝します。
    主にZEHに関連した統計や資料で、
    全国の自治体のZEH補助金も一覧にしてあります。

 

  • 全国では120以上の自治体が
    ZEHに補助金を出してます。
    東京都のゼロエミ補助金は240万とかなりの額です。
    そもそも、都内で一戸建てとなると
    土地代が高額ですから、
    住宅にまわせる予算も限られるわけです。
    補助額は高額ですが、実際の利用者がどれだけいるか
    気になるところです。

 

  • 実は、東京以外でも高額な補助金を出している
  • 自治体があります。
    100万以上出している自治体は
    北から順に
    札幌市220万
    中富良野町200万
    上士幌町150万
    秩父別町100万
    仙台市310万
    神奈川県開成町135万
    長野県200万
    飯田市100万
    愛知県みよし市100万
    岐阜県も実は出ていて、
    脱炭素社会ぎふモデル住宅普及事業40万
    全国では120以上の自治体が
    ZEH関連の補助金を出しています。
    国の補助金とは併用できないケースが多いですが、
    中には国の補助金を受けていても
    半額とか3割とか出るケースもあります。
    新築を検討中の方は担当者にご相談ください。
    担当者の中には併用はできないと
    思い込んでる方もいますから、
    ご自分でも自治体に問い合わせるといいでしょう。

 

  • 統計の中に蓄電池の出荷比率が出ていました。
    新築と既築の割合が
    新築3割
    既築7割
    後から蓄電池を
    設置する方のほうが多いのが目を引きます。
    DR補助金と言って、蓄電池に対する
    補助金を利用してると思います。
    新築と既築で倍以上の差があるということは、
    新築時の蓄電池設置について
    もっと慎重に考慮する必要がありそうです。
    他にも面白そうな記事がありますから、
    新築検討者で興味のある方は
    買ってみてもいいかもしれません。

 

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30年間住まいのエネルギー消費量

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    いよいよ梅雨ですね。
    暫くは、天気予報とにらめっこが続きます。
    可児の家Cは7月に庭づくりのワークショップの予定
  • ですが、梅雨が明けてることを願うばかりです。

 

  • さて、先日性能向上リフォームをされたOBの住まい手の
  • 方から、最新のエネルギー消費のデータを頂きました。
    1997年に大手のHMで2x4の新築を建てられてから
  • 毎月の
    ガス
    灯油(暖房用)
    電気代
    生活で使われる全てのエネルギーです。
    実は2018年に、新住協の会澤さん(現顧問)が
    「この家にしてよかった」vol2で紹介されています。
    その後の2024年までのデータです。

 

  • この家のデータが貴重なのは、
    新築時の断熱性能や設備機器での
    ガス、灯油、電気のエネルギー消費

 

  • 設備、性能はそのままで
    太陽光パネルを設置した時の
    エネルギー消費

 

  • オール電化にした時の
    エネルギー消費

 

  • 大手のHMで
    屋根を断熱した時のエネルギー消費

 

  • 紙太材木店で
    長期優良住宅化リフォームをした時の
    エネルギー消費
    それぞれのデータが、1年以上の期間で揃っています。

 

  • エネルギー消費と言ってますが、
    もちろんお金にも換算してあります。
    気代やガス代などは単価が変わっていきますから、
    金額だけではエネルギーの消費量の変化が分かりません。
    消費量が分かると、
  • 実際の数量変化が分かりますから
    設備の更新や断熱改修、
    家族の人数の変化などでどう変わるのかも分かります。

 

  • 紙太材木店が長期優良住宅化リフォームをしたのが
    2015年の3月で今から10年ほど前。
    Q値は1.22W/m2K
    Ua値は0.45W/m2K
    6地域
    現在の等級で言うと断熱性能等級6ですが、
    10年経過していると今ならではの改善点もあります。

 

  • 2000年前後に建てられたある意味性能の低い建物を
    現代の基準や水準に変えるには、
    それなりの費用が掛かります。
    だからこそ今新築をお考えの方は
    耐震性
    断熱性
    一次エネルギー消費については、
    極力上げておくことをお勧めします。

 

  • 基本となるのは
    断熱
    気密
    換気
    冷暖房システム
    耐震
    設備は太陽光パネルは必須で、
    蓄電池はいつつけるかでしょうか。

 

  • 詳細はこちらにありますので
    興味のある方はご覧ください
    「この家にしてよかった」Vol2​
    因みに新築当初6年間のエネルギー代の平均は
    ¥253.741円
    プロパンガス 218m3
    灯油 122L
    電気 5908KW
    ​家族4人
    33坪の家

 

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