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社長ブログケヤキの木の下で

GX志向型住宅にも色々あって

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    日に日に暖かくなって、ケヤキの葉が茂っていきます。
    つい先日まで枝しかなかったのに、
    あっという間に葉が付きました。

 

  • さて、住宅省エネ2025キャンペーンの
    受付が始まりました。(リフォームから)
    新築では長期優良住宅やZEH住宅、
    GX志向型住宅が対象ですが、
    GX志向型住宅の要件は下記の4つ
    ・断熱性能等級6
    ・再生可能エネルギーを除く
     一次エネルギー削減率 35%以上
    ・再生可能エネルギーを含む
     一次エネルギー削減率 100%以上
    ・高度エネルギーマネージメントの導入
    補助金の額もそれなりにありますから
    HM、工務店、設計事務所なども
    こぞってGX志向型住宅をアピールしています。
    わが社でGX志向型住宅を建てて
    補助金を貰いましょう的な
    キャンペーンもあるかもしれません。

 

  • でも、敢えて言うなら
    GX志向型住宅の4つの要件を満たしただけで、
    家は建ててはいけません。
    率直に言って
    断熱性能等級6(Ua値0.46)のレベルが低いからです。
    こちらの資料は 国交省のHP​ からの抜粋です。

 

 

 

  • 解説すると、資料の一番最後の行に
    「今後、省エネ基準の段階的な引き上げが
    予定されています」とあります。
    2025年の最低ラインは
    今の省エネ住宅
    (省エネ基準のUa値は0.87です。)
    2030年の最低ラインは
    ZEH水準の省エネ住宅
    ZEH水準の省エネ住宅のUa値は0.46です。
    それが5年後の2030年には、最低ラインになります。
    GX志向型住宅で
    Ua値は0.45でクリアしてるから
    補助金もらえてラッキーではありません。
    僅か5年後には、最低ラインの家になります。
    資料の中の女性も
    「なるべく高い省エネ性能を選んでおきたいですね」

 

  • 国が住宅の基準や制度を決めようとすると、
    そこには様々な利害関係者の意見が入ります。
    舵をこっちに切りたいと思っても
    そんなに簡単には切れません。
    少しづつ少しづつで、表現も分かり難く
    ある意味、行間を読む必要があります。
    GX志向型住宅でも5年後の2030年には、
    最低ラインの断熱性でいいと
    思ってる方は少ないんじゃないでしょうか。
    5年後の2030年以降を見据えれば、
    (2050年も意識しつつ)
    Ua値は0.3前後までは
    上げておく必要があると考えます。
    加えてGX志向型住宅には
    耐震等級の縛りがありません。
    耐震等級3でなくても、要件を満たしていれば
    GX志向型住宅が建てれてしまいます。
    これも問題ですね。

 

  • GX志向型住宅で建てるのであれば
    Ua値がどれだけか
    耐震等級は3か 確認が必須です。

 

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子育てグリーン住宅支援事業は…

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は3度。
    昼間も10度ちょっとですから上着は必須、
  • マスクもですね。

 

  • 以前、国の新築やリフォームで
    性能向上をさせた住まいに対する補助金制度である
    「​住宅省エネ2025キャンペーン​」の事を書きました。
    新築とリフォームが対象ですが、
    一般の方も実務者も誤解しがちなことがあります。
    それは、新築には二つ
    ・子育てグリーン住宅支援事業
    ・給湯省エネ2025事業
    リフォームには4つ
    ・子育てグリーン住宅支援事業
    ・先進的窓リノベ2025事業
    ・給湯省エネ2025事業
    ・賃貸集合給湯省エネ2025事業
    どちらも
    「子育てグリーン住宅支援事業」がありますが、
    言葉からは
    なんだ、子育て世帯だけが対象の補助金か・・・
    ネーミングが悪いのでそんな風に思いがちですが、
    HPをご覧になるとTOP下にわざわざ
    一部の新築住宅を除き、
    子育て世帯に限らずすべての世帯が対象になります。

 

  • 新築では長期優良住宅ZEH水準の新築だけが
    子育て世帯対象ですが、
    GX志向型住宅他のリフォームの補助金
    全ての世帯が対象になります。
    それとリフォームの場合 勘違いされ易いのが、
    必須工事が3項目あって
    そのうちの二つをしなければなりません。
    3項目は
    ・開口部の断熱改修
    ・躯体の断熱改修
    ・エコ住宅設備の設置
    上記のうちの2つする必要がありますが
    例えば、昨年既に内窓設置して
    開口部の断熱改修をしている場合、
    今年は躯体の断熱改修をしようとすると
    1項目だけになってしまって
    対象外かと思いがちですが、
    交付決定を受けている場合は
    それもカウントしてくれます。
    つまり
    昨年窓リノベで補助金をもらっていれば、
    今年は躯体の断熱改修だけ
    あるいはエコ住宅設備の設置だけでも
    補助金受給対象となります。

 

  • 冬は寒い家で寒さを我慢するのが
  • 当たり前でしたが
    きちんと断熱リフォームすれば
    膝から下まで暖かくなります。
    「子育てグリーン住宅支援事業」なんて
    誤解されやすいネーミングですが、
    内容はいいものですから
    一度検討してみても損はありません。

 

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それでもはいってくる花粉

 

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    最近の暖かさで、葉を落としていたケヤキに
    一斉に葉が付き始めました。

 

  • お祭りもすぐですから
    梅雨入りまでは最高の季節ですが問題は花粉・・・
    家中閉め切っていても朝起きると同時に、
    くしゃみと鼻水と言う方も
    多くおられるのではないでしょうか。
    かくいう私もその一人です。

 

  • 今では断熱気密と口を酸っぱくして言ってますが、
    30年ほど前に建てた2x4の離れは断熱はそこそこでも、
    気密はそれほど意識してませんでしたから
    隙間がかなりあります。
    昨年内窓をつけて
    サッシからの漏気が少なくなったようで、
    以前ほどひどくはありません。
    商売柄、換気や漏気による熱損失
    なんてことも計算するので、
    隙間から入ってくる花粉のことも意識していますが
    一般の方は花粉なんて
    家の隙間から入ってくるの?

 

  • 実は入ってくるんですね。
    換気回数と言う言葉があります。
    家の空気が1時間に何回入れ替わるか?
    建築基準法では1時間に0.5回
    新鮮な外気を室内に入れて
  • 換気しなさいとなっています。
    隙間から入ってくる空気は漏気と言って、
    0.5回の換気とは別なんですね。
    なので換気扇の給気口にフィルターがあっても、
    隙間から入ってくる空気には
    フィルターが無いので花粉は入り放題。
    漏気による換気回数は凡その数字があって、
    家の隙間を表すC値で変わってきます。
    C値5cm2/m2で0.5回
    C値3で0.3回
    C値1で0.1回
    前回お話しした未熟な断熱改修をするような
    設計事務所や工務店だと、
    気密なんてそれほど意識しませんから
    新築でもC値は3程度でしょうか。
    漏気による隙間風で
    1時間に0.3回
    空気が入れ替わるということは
    何もしなければ、3時間で家中の空気が
    花粉まみれの空気になることになります。
    花粉対策の空気清浄機が売れるはずですね。
    でも、取っても取っても入ってくる花粉。
    除湿器がありますが
    除湿しても除湿しても水がたまり続ける除湿器と同じで、
    根本の対策が大切です。

 

  • 花粉対策の基本は
    先ず、隙間を極力減らすことで、
    建築時にできるだけC値をよくしておくことです。
    その上での空気清浄器でしょうか。
    もちろん、漏気による熱損失も
  • 抑えることができますから
    C値を良くすることは一石二鳥の効果があります。
    因みに、漏気による熱損失の計算式は簡単です。

 

  • 1m3の空気の温度を1度上げるのに必要な熱量は
    約0.35w(m3・K)

 

  • 漏気による熱損失=0.35x換気回数x気積x温度差
    換気回数0.3回(C値3)
    気積(家の容積)300m3
    温度差:外気0度 室内20度
    熱損失=0.35x0.3x300x20K=630W

 

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断熱改修のポイント

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    それほど寒くない朝です。
    杉の花粉が終わり、桧の花粉に代わったようです。
    ここ数日、顕著に反応しています。

 

  • さて本日は、ただ入れただけの断熱改修
    地方で家を建てたのが20年以上前とすると、
    壁や床の断熱材の有無は建築した工務店や設計者の意識次第。
    入っていればラッキー
    入ってなければ
    ・・・・
    そんなものは要らんと工務店や設計者に言われれば、
    それで通用する時代でした。
    時は巡り今になって何とかしようとすると
    実は問題が出てきます。
    どんな問題か?

 

  • その昔、断熱材なんて要らんと言った
  • 工務店や設計者、MHは
    実はまだゾンビのように生きてます。
    もちろん時代が変わっていますから、
    断熱材なんて要らん
    なんてことは言いません。
    でも、その心は
    足りない断熱材は、
    入っていない断熱材は
    いれればいいんだろう。
    入っていればいいんだろう。
    そんな工務店や設計者が断熱改修をすると
    残念ながら、
    いれればいい
    入っていいればいい
    そんな断熱改修になります。
    もちろん、アンテナを張って
    時代の流れに合わせて勉強していれば
    新たな考えや知識も加わって
    断熱材の厚さや性能も変化していきますが
    これでいい
    いままでこれで大丈夫だったからと
    歩みを止めてしまえば、
    そこで進歩は止まります。

 

  • 先日お伺いした住まいは
    新築時に床の断熱材が入っていなかったため
    数年前、床だけ断熱改修されました。
    床下から断熱材が取り付けてありましたが、
    残念なことに
    根太と言われる床を支える木材の下から
    取付けてあります。
    一般的に床断熱の断熱材は 根太の間に入れる んですが、
    根太の下に入れてあります。
    後から根太の間に入れようとすると
    細かく切断しなければなりませんし、
    フローリングを張るための釘が飛び出していますから
    断熱材を床の裏面に密着して
  • 取りつけることができません。
    なので、根太の下から断熱材を取り付ける・・・
    そうなると、断熱材と床板の裏との間に
    5センチほどの空間が出来ることになります。
    その空間の空気が静止空気なら
    ある程度の効果が見込めますが、
    後施工ではそれは望めません。
    このような断熱材を取り付けただけの工事は、
    断熱改修にはあたりません。
    断熱材の効果が望めない のですから。
    断熱改修をお考えの方は、
    どんな工事をするのか
    事前に設計者にお尋ねください。
    断熱改修はちゃんと勉強していないと
    経験と勘だけの断熱改修になってしまいます。

 

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GX志向型住宅の最後の要件

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    暖かい日が続いて、昼間は気持ちがいいですね。
    花粉さえなければ最高でしょうか。
    例年、この時期はマスクが手放せないんですが、
    時折くしゃみや鼻水が出る程度で
    あまり花粉に反応しなくて助かってます。
    ただこれから杉が終わって、
    桧の花粉に交替するようですから
    どうなるか気になるところです。

 

  • さて、GX志向型補助金の要件
    発表からず~っと検討中で
    明らかになっていなかった
    「高度エネルギーマネージメントの導入」​が
    ようやく発表されました。
    補助金対象要件は上記の他に
    ・断熱性能等級6以上
    ・再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率35%以上
    ・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上
    この三つの要件を満たす必要があります。
    GX志向型補助金の対象に
    なるか、ならないか

 

  • 工事中の住宅の住まい手も施工業者も、
    最後の「高度エネルギーマネージメントの導入」の
    詳細が分かりませんでしたから、
    固唾を飲んで発表を待ってました。
    で、出てきたのが
    「ECHONET Lite AIF仕様」に対応する「コントローラ」として、
    一般社団法人エコーネットコンソーシアムの
    ホームページに掲載されている製品を設置すること

    簡単に言うと
    HEMSという家庭で使う
    エネルギー(電気代等)を管理する機器の設置をしなさい
    その製品は別途HPで指定の製品です。
    大山鳴動して鼠一匹・・・
    交付申請時には、対象のHEMSが記載されているHPの
    アドレスを明記
    完了報告の時は、
    製品型番が記載されたメーカーの保証書の写し
    更に何故だかわかりませんが
    注釈には
    「申請手続きにおいて、HEMSと
    設備、機器との接続状況の確認は行いません」
    とあります。

    ???
    つまり
    買えば保証書は付いてきますから
    買ってくれるだけでいいよ
    接続までは確認しないからね
    そう言ってるようにも、取られかねない表現。

 

  • 住宅の国からの補助金の多くは、
    住まい手を通して関係業界に流れていきます。
    つまり、断熱性能を向上させようとすると、
    補助金の多くは断熱材メーカーと
    サッシや硝子のメーカーに行きます。
    今回のGX補助金は、
    太陽光パネルが必須ですから
    その業界にも流れていきます。
    その他に一次エネルギーを削減しようとすると、
    高効率な設備が必要になりますから
    エアコンや給湯器メーカーにも
    「高度エネルギーマネージメントの導入」も
    要件に入ってますが
    ある意味、手を広げすぎて収拾がつかなくなったから
    HEMSの設置でお茶を濁した・・・
    Gx志向型住宅の要件の
    断熱性能等級6は
    5.6地域ではUa値は0.46
    この程度のUa値で、
    一次エネルギーを削減しようとすると
    設備機器の効率やパネル設置容量を
  • 大きくする必要があります。

 

  • 断熱はマックス
    設備はミニマムが基本
    Ua値は0.3前後まで上げておくのをお勧めします。 
  • .

 

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