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社長ブログケヤキの木の下で

ガルバリウム屋根結露対策

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    昼間はそれなりに暖かいのですが朝は寒い・・・
    今朝も氷点下です。

 

  • 屋根には霜が降りて、ガルバリウム屋根は白く見えます。
  • もちろん、ガルバリウムの裏側は結露しますから
    断熱材が無ければ水滴が付きます。
    上の写真は車庫のガルバの屋根の裏側。
    今朝はまだそれほどではありませんが、
    もう少し冷えると
  • ポタポタと雨漏れのように水滴が落ちてきます。
    瓦でも同様の事が起こります。
    つまり、瓦の裏側で結露しています。
    従来の土葺きの瓦であれば
    土が結露水を吸収して終わりでしたが、
    ガルバリウムの場合はそのままでは結露するので、
    裏側にペフという薄い断熱材を入れます。

 

  • 車庫や物置小屋だとそんなのは省いて
    そのままと言うケースが大半ですが、
    住宅となるとそんなわけにはいきません。
    ガルバリウムの裏側に
    空間があれば
    空気があれば
    結露します。
    防水紙が敷いてあっても
    ガルバとの間に少しでも隙間があれば、
    空気がありますから結露します。

 

  • 対策は二つ。
    結露しても結露水が流れるように
    ルーフィングとの間に隙間を設ける。
    もう一つはペフをつける。
    紙太材木店ではルーフィングの上にペフを敷きます。

 

 

  • どちらでもいいですが、基本は対策をすること。
    40年、50年は当たり前、
    70年、80年という長期的な耐久性や対策が
    これからの家には求められます。

 

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和の要素は意外なところに

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    週末は 可児の家C の建前でした。
    6宅地の分譲地の4軒が平屋ですが、
    今回残りの1軒も平屋と判明。
    2階建ては、可児の家Cだけと言うことに。
    工事中の新和建設の大工さんと話しをしましたが、
    何年振りかで床の間、仏間のある家とのこと。
    外壁もモルタルにリシンの吹付
    床柱も杉の絞り丸太で
    あまりに久しぶりなので、
    加工の仕方がどうだったか
    思い出さなければいけなかったとか
    一昔前の和風の住友林業の家のようですが、
    お隣に建っている住友林業の家は
    そうだと言われなければ
    分からないほどモダンな平屋です。
    外観に和の面影はありません。

 

  • 生活様式の多くは
    椅子やソファーにテーブルが一般的。
    住まいの設計もそれに合わせた形となります。
    インテリアやデザインも
    あるいは建物の外観も
    同じ方向になりますが、
    そこに和を少しだけ入れます。
    人によって和の感じ方やイメージは異なりますから、
    敏感な住まい手には少しだけ
    寛容な人には少し多めに
    取ってつけたような和を
    入れるわけにはいきませんから、
    自然にデザインに溶け込むように
    違和感のないように注意しながらいれます。

 

  • 面白いのは和の要素は全く不要
    モダンでホテルライクなデザインを
    要望する人でも、
    実は究極の和を知らず知らずに取り入れています。
    それは靴を玄関で脱ぐこと
    なので、日本の家の玄関とホールには
    必ず段差があります。
    同時に玄関や玄関の近くに下駄箱があります。
    可児の家Cにも定番の障子や畳はありませんが、
    和の要素が幾つかあります。

 

  • 分譲地の6軒すべてが完成する5月頃には
    それぞれの住まいのいろんな比較ができます。
    完成見学会を予定してますから
    興味のある方はお越し下さい。

 

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自然災害伝承碑

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝も氷点下ですが、昨日はマイナス3.5度。
    日中も寒い一日でした。

 

  • 30年前の朝、地震で目が覚めました。
    建物が揺れて目が覚めたのではなく
    ゴーという地鳴りのような音で目が覚め、
    その後に揺れが来たように記憶してます。
    車中泊で行きましたが、
  • エンジンをかけてなければ
    車の中は4人いても寒いんですね。
    毛布程度では寒くて寝られませんでした。
    古い木造住宅が多かったので
    木造の被害が多くありましたが、
    鉄骨やコンクリートの建物も
  • 大きな被害を受けてました。
    隣り合った住宅で古い木造は倒壊。
    新しい家は外観上無被害のケースもあり、
    耐震性の重要さが一般にも知られるようになりました。

 

  • 先日、TVで 自然災害伝承碑​ というものが
    あるのを知りました。
    洪水や地震、津波や火山の被害などを
    後世に伝えるための碑です。
    全国に2000ヵ所以上あります。
    国土地理院の地図で確認できますが、
    なんと私の町にもありました。
    実は住んでいながら
    そんな碑があるのを知りませんでした。
    地元では8.17の災害として知られていて、
    飛騨川でバス転落事故が起こった災害です。
    集中豪雨で土石流が各地で発生し、
    私の町でも家や線路、道路などが
    押し流されました。
    私の家では、通り土間の靴や下駄が
    水に浮いていたのを覚えています。

 

  • 地図は災害の項目別に見ることもできます。
    津波や高潮は海岸沿いに集中していますが、
    土砂災害や洪水は日本中にあります。
    現在ではハザードマップで
    調べることもできますが、

    先人の残した自然災害伝承碑もご覧ください。
    あなたの町にもあるかもしれません。

 

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南面の窓と暖房費

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    先週の週間天気では今週はほぼ晴れだったのに、
    月曜日の朝はいきなり雪が降ってきたりと
    なんだかなの空模様です。
    明後日から建前です。
    予報が信じられないと、不安が増すばかりで心臓に悪い…
    今のところ、天気は大丈夫のはず。

 

  • さて、この可児の家C
    Ua値は0.31w/m2・Kですが
    付加断熱はHGW16Kで厚みは50mm
    紙太材木店の通常の付加断熱の厚みは100mm
    計算すると
    Ua値は0.03下がって、0.28w/m2・K
    自然温度差は50mmの時が11.9度
    100mmが12.7度
    年間の暖房費の違いは2432円

 

  • 南面の窓は4か所で
    w2.5mxh2.2mの窓が2つ
    w2.5mxh1.3mの窓が2つ
    壁の負荷断熱の厚さを2倍にしても、
    自然温度差は0.8度しか上がりません。

 

  • 最近、Ua値をよくするために
    窓の数をできるだけ少なくする
    そんな提案をする設計者もいますし、
    一般の新築検討者の中にも同様な考えを持つ方もいます。
    確かに窓の数が少なくなればその分壁の面積が増えて
    Ua値的には上がりますが、
    付加断熱100mmで 4つの南面の窓の内2つだけ
    普通のサイズである
    1.6mx0.9mにして計算してみると、
    Ua値は0.27と0.1よくなります。
    自然温度差は
    12.7度あったものが
    11.9度となって、0.8度下がります。
    この0.8度の差は付加断熱
    50mmと100mmの差と同じです。
    自然温度差が0.8度下がったので、
    暖房費は1480円増えることになりました。

 

  • まとめると
    南面の窓2か所のサイズを小さくしたことで
    Ua値は0.1向上しましたが、
    自然温度差は0.8度下がり
    暖房費は1480円上がりました。
    可児の家Cでは様々な条件を勘案し、
    予算を横にらみしながら
    最終的に付加断熱の厚みは50mmとなりました。
    立地条件は千差万別ですから、
    設計を工夫することで
    同時に様々なシュミレーションをすることで
    より暮らし易い家となります。

 

  • この可児の家Cにて
    来月末に気密や断熱、構造の見学会を予定してます。
    (耐震等級3 許容応力度計算)
    来月初めに開く名古屋の完成見学会と
    合わせて
    ご覧になると、
    性能だけでなくデザインや仕様など
    紙太材木店の考えが分かります。

 

 

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室内が暖くなる前に切らない

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は一面雪。
    と言ってもそれほど積もっている訳でなく、
    2.3センチでしょうか。
    細かな雪がしんしんと降っています。
    住んでいる地域は5地域でそれなりに寒いのですが、
    積雪はそれほどありません。
    そもそもここ数年
    10センチを超える積雪がありませんから
    運転初心者は道路に積もった雪の上を
    運転する経験がありません。
    最近はスキー場に行く人も激減しているわけで、
    チェーンなんて付けたこともない
  • なんて人も数多くいるとか。
    本日の運転は自分だけでなく、
    前後左右の車にも要注意の一日になりそうです。

 

  • 老婆心ながら付け加えると
    道路の雪が解けているからと
    いつも通り走ってそのまま橋を渡ると、
    橋の上だけ路面が凍結してる
  • なんてこともありますから
    橋の上は特に注意しましょう。
    道路の雪は地熱で融けますが橋には地熱がありません。
    融けているように見えても
    凍結している可能性があります。

 

  • さて、エアコンで暖房しても寒い
    そんな風に思っている方も多いと思います。
    なかなか暖まらないからいつもストレス
    そもそもエアコンが壊れてるのではと
    なんて疑いたくなる
    そんな方に先日私の友人から聞いた話をしますね。

 

  • 友人の奥さんの実家は町の電気屋さん
    田舎なので町で一軒の電気店
    40年電気屋さんをしているので
    馴染みのお客さんが大半とか
    もちろん、エアコンの取付も沢山している
    そんな電気屋さんにも
    「こないだあんたんとこで付けたエアコン
    暖かないからいっぺん見にきて」
    そんなクレーム電話が入るとか
    義理のお母さんの返答は
    「4日付けっぱなしにして
    それでも寒かったらもう一回電話して」
    これで、たいてい二度と電話は無いそうです。
    いろいろ考えさせられる話ですね。

 

  • エアコンの効きが悪いのは、
  • 電気屋さんせいでは無くて根本的には家の性能です。
    性能の低い家であれば
    エアコンはそれに合わせた使い方が必要と
    いうことになります。
    インフルエンザが流行ってますが、
    風邪薬や病院の診察代
    交通費なんてのも入れればかなりの出費です。
    家族が次々に罹ったなんて話も聞きますから、
    寒い家の方は
    エアコンをつけっぱなしにしても
    家族全員インフルに罹るよりは
    お安いかもしれません。
    寒い家の方は一度お試しください。
    電気屋さんのお義母さんの言い分
    「家が暖かくなる前に切っちゃうんだから
    そりゃ寒いわね」

 

  • p.s.
    新築でお引渡し前のUa値0.3程度の家でも
    外気が5度以下で家が冷え切っていると、
    エアコンで暖かいと感じるまでには
    12時間以上かかります。
    冷えてしまっている質量の大きな家を
    空気で暖めるのですから、時間がかかります。

 

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