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社長ブログケヤキの木の下で

2009年7月1日

雨漏れ (3)

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今週はずっとこんな天気のようですね、
梅雨明けは今しばらく待たなければならないようです。
昨日は2件のお客様から雨漏れのご相談の電話を頂きました。
2件とも普段のしとしと降るような雨では漏れませんが、
ちょっと強く降ったり、風が強いと雨漏れがするというパターンです。
気にはなっているけど、たまにしか漏れないから
そのまま何年もほって置かれてるという
家にとってあまり良くない状況です。
一昨日は普段より大量に水が漏れて、
これはいよいよ直さなければと
お電話を頂いた次第です。
お伺いしてみると、
軒裏にはコケが生えていて、
天井板は黒ずんでめくれ上がっています。
銅板の谷樋には穴があいていて
容疑は黒ですが、
位置的にここだけではなさそうです。
しかしざっと見てもそれ以外水の進入しそうな所は見当たりません。
応急処置をして、後日再調査としました。
雨漏れで現地へ行って
原因がすぐ分かるようなものはめったにありません。
雨漏れの補修は、住宅の補修の中で一番困難なもののひとつで、
過去の経験からも長期戦となります。
水の進入が屋根からか、壁からか、
屋根なら瓦なのかルーフィングなのか鈑金なのか
壁からなら、サッシ周りか、屋根と壁の取合いか、
モルタルのクラックかなど、
複合的な要因も多く慎重に原因を突き止めなければなりません。
雨漏れの補修というものは、
地場の工務店が責任を持って直さなければならない仕事の一つです。
大工さんでは、自分が請け負って作った家を別にすれば
複合的に絡んだ要因から原因を突き止めるのは
時間的な制約から無理があります。
屋根屋さんや鈑金屋さんも
どこから漏れてるか分からない状況では二の足を踏みます。
信じられないかも知れませんが、
大手の住宅メーカー系のリフォーム会社は
雨漏れの補修を受付ない所が多いですし、
一般のリフォーム会社でもお断りするところが多いです。
(丁重にお断りする、いろいろ理由をつけてお断りするです、出来ませんとは言いませんね)
言葉は悪いですが、ババ抜きのババですね。
皆、やりたがらないのは原因を突き止める技術力が無いのと、
突き止めるまでに時間がかかって利益が確保できないからです。
はっきり申し上げれば、だったらリフォーム会社の看板を上げるなと言いたいのですが他社は他社です。
雨漏れの補修は
大小リフォーム会社が手をつけたがらない仕事だからこそ、
私達地場の工務店が進んで対応する必要があります。
まだまだ梅雨は続きますし、その後は台風シーズンになります
雨漏れの電話まだまだかかってきそうです。
必要とされるということはとても嬉しいことですね。
お電話があれば、私、田原がすぐにお伺いします。

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