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社長ブログケヤキの木の下で

2021年9月22日

カビが・・・



おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜は中秋の名月しかも満月でしたが
美濃地方では残念でした。
先日、新たなリフォームのご相談があり行ってきました。
その家には
ダクトレスの全熱交換機が設置してあるのですが、
エアコンを設置した6畳の部屋でカビが生えたとのこと。
猫を数匹飼っていることもあって、
猫に入ってもらいたくない部屋は閉め切っている状態でした。
つまり、6畳間にエアコンがあり
その部屋にはダクトレスの全熱交換機があるけれど、
カビが生えたということです。
全熱交換機というと
一般には相当程度、湿度を交換する印象がありますから、
カビが生えたということに?な方もいると思われます。
でもそれなりの環境になっていたわけですから
カビが生えたということになります。
通常、熱交換機の交換率はカタログ等に記載されていて
換気計算もそれに基づいてされるわけですが、
水蒸気、つまり潜熱の交換率はそれほど高くありません。
カタログでは70%とか言っているところもありますし、
中には91%なんてところもありますが、
あくまで実験室での数値。
一種の全熱交換機を設置したけれど、
夏場の湿度が50%以下にならないなんて言うのはよく聞く話しです。
潜熱の交換率が半分、つまり50%とすると、
夏場に室外から入ってくる水蒸気の半分しか交換されて外に出されないことになります。
部屋が閉め切ってあって、エアコンが温度自動27度で設定してあり
そこに常に水蒸気が入ってくる、
エアコンが除湿をしてますが
温度が一定になれば働きは小さくなります。
エアコンが除湿する分と
交換されて外に出される水蒸気以上に入ってこれば、
それはある意味室内はどんどん加湿されていることになります。
ダクトレスの換気装置を使う場合
家全体の空気の流れや、
潜熱の交換率など注意して設計する必要があります。
設置しさえすればカタログ通り、
計算通り働いてくれると思ったら…
参考になるURLを挙げておきますので
ご興味のある方はご覧ください。
せせらぎ
ヴェントサン
日本VOC測定協会

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