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社長ブログケヤキの木の下で

2018年8月1日

寝る時エアコンの補足説明


車の車内の気温と湿度

吹出し口からの冷気の気温
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先日、寝る時エアコンの使い方について書きましたが
入口のドアを開けたままにしておく効用について
書き忘れていた事があったので補足です。
効用は3つあるので再度まとめると
一つ目はドアを開けたままにしておくと
床面に溜まりやすい冷気が逃げていき
床面近くが冷えすぎないこと。
ベッドや畳の上で寝るわけですから高くても床から40cmほど
ドアを閉めておくと温度設定を高めにしても床面近くはかなり温度が下がります。
エアコンからは設定温度を27度程度にしても
13度くらいの冷気が出てきます。
二つ目は
室内の二酸化炭素濃度が下がること
8畳程度の部屋にお子さんと川の字で寝ていると
co2濃度は3000ppmから5000ppmになります。
推奨されているのは1000ppmですから
朝起きた時に倦怠感があるとか頭が重いというケースでは
疲れだけでなくco2の影響も考えられます。
三つめが忘れていたことで
室内の浮遊粉塵を減らせること
浮遊粉塵はカビの胞子やダニの死骸や糞などが細かく浮遊しているもので
室内を閉め切っておくと浮遊していた粉塵は数時間でゆっくり床面近くに降りてきます。
床面近くにはあなたや子供が寝ているわけで
毎日それを吸っていることになります。
日曜日の朝、太陽の光が室内に入ってきたときに
日光に反射して細かなキラキラが見えますがそれが浮遊粉塵です。
喘息の原因の一つとも言われている浮遊粉塵
ドアを開けておけば冷気と一緒に室外に出ていくことになります。
喘息気味の方は
夏にエアコンをつけているときだけでなく
秋や春と言った時期でも寝る時の寝室のドアを開けておく事をお勧めします。
この話は
気密がしっかりと取れて
計画的な換気がなされていれば必要ありませんが
日本の多くの家はまだそのレベルではありません。
私の家は大手のハウスメーカーで建てたから大丈夫、
なんてことは残念ながら全くありません。
設計図に24時間換気扇が付いて入ればいいというものではなく
換気の明確な目的を理解した設計と施工がなされていなければ
それは絵に描いた餅にすぎません。
今住んでいる家で、寝る時にエアコンをつけて
寒いと感じるなら、朝起きた時頭が重いなら入口のドアを開けましょう。
計画的な換気ができていないのですから。
開ける程度はその家によって違いますからご自分でいろいろ試してください。
ちなみに我が家は寝室のドアを30cmほど開けてエアコンをつけています。
(25年前の2x4で、24時間換気扇も付いていません・・・)
窓を少し開けるのもそれなりに効果がありますが
外の騒音の問題や床面近くに窓がないと
冷気や粉塵が室外に出にくいことなどがありますから
窓を開ける場合は窓とドアの両方とかしてみてもいいでしょう。
どちらにしても
今年の夏程暑い夏は今まで記憶にありません。
せめて家の中で寝る時ぐらいは気持ちよく寝たいものです。

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