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社長ブログケヤキの木の下で

2019年12月27日

引違いサッシを使ってもC値はそれなりに出ます。

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今年最後の週末。
お勤めの方は
今日が仕事納めという人もかなりいると思いますが、

建築現場の職人さんは年末30日ごろまでは仕事をしています。
1月がお正月でお休みの日が多いという理由もありますが、
今年の事は今年中に一区切りつけたいという気持ちもあるようです。
さて、紙太材木店では
南面の窓はできるだけ大きくという不文律?があります。
大きな窓と言えば、掃出しサッシと言うことになります。
腰からの高さの窓ではなく、床から2mぐらいの高さのあるサッシです。
一般にこのタイプにサッシは2枚のガラスの建具が左右に動いて
どちらでも開け閉めできますが、
気密が悪い、つまり空気が漏れやすいと言われています。
実際家の中を減圧してC値を測定すると、
2枚のサッシのめしあわせ部分に手を近づけると、
空気の流入が感じられます。
ただ、紙太材木店では平均すれば南面に
1階に2か所の掃出しサッシ
2階に3か所程度の引違いサッシ(掃出しサッシの小さくしたタイプ)
を使いますが、
C値は平均0.3程度です。
気密性能を上げるために、掃出しサッシや引違いサッシを
使わないということはしていません。

つまり、先ずきちんと気密シートを貼るということが基本で、
サッシの選択は二の次ということになります。
ただ、そうは言いながら
上げ下げ窓の付いた勝手口は使いません。
これはNGですが調べてみると、
今リクシルが一押しのサーモスXでは
採風勝手口ドアと言うのがあります。
ホンマに大丈夫?
上げ下げ窓の付いた勝手口がNGだったのは、
私の経験で10年ほど前に
C値の測定中に、
手をかざしてみると驚愕するくらい入ってきてました。

仲間内でもあれはアカンで一致してましたが、
技術が進歩して大丈夫なようになったのかは不明。
でも、エルスターXには上げ下げ窓の付いた勝手口が無い。
APW430にもAPW330にもそのタイプは無い。
あるのは勝手口の代わりのテラスドアだけである。
紙太材木店ではサーモスXの採風勝手口、使いませんが
ホンマに大丈夫か他人事ながら気にります。
掃出しサッシを含む引違いのサッシは滑り出し窓と言って、
ドアのように開けたり閉めたりできるサッシに比べれば

気密性能が悪いのは確かです。
掃出しサイズのサッシをFIXサッシに置き換えたり、
テラスドアにすれば
C値はもっとよくなりますが、
C値0.3と0.2の違い程度ですから
​あまり気にしなくてもいいんじゃないでしょうか。
と思うのは私だけかもしれません。

鵜沼山崎町の家 C値0.3
1階に掃出しサッシ3か所
2階に引違いサッシ2か所

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