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社長ブログケヤキの木の下で

2013年1月25日

天板に悩む

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
巾の広い台
例えば、
出窓カウンター
造り付けのパソコンコーナーの天板
etc
厚みが2センチ程度で巾が30cm以上あると無垢の一枚の板では
ほぼ物がありません。
昔は自然乾燥させた板がありましたが
いまではとんとお眼にかかりません。
厚さが2~3cmで巾が30cm以上、板目の木なら
まず反ってしまいます。
古い旧家の出書院や床の間には使ってありますが・・・
テーブルにするような1枚板では
厚みが5cm程度ありごつくなります、
品のいい仕上りにはなりません。
いくら自然素材と言えど、
品が良くなければNG
せいぜい厚くても3cmが限度
というわけで
一般に使われるのが積層材
これなら厚みは1.5cmから8cmまで、
巾は70cmでも90cmでもとれます
もちろん長さも4.2mはとれますから
重宝していろんなところに使われますが、
デザイン的には限られてしまうことになるし
安易と言えば安易。
それを使いたくない場合、
あるいはデザイン上使いたくないところがあるわけで
なにを持って天板にするかに建築家は悩み、
考えて考えて結局積層材というのもあります。
タイルを貼るというのもその一つ。
最近ではキッチンの天板をタイルと言う場合もあります。
ただ、これはこれでデザイン的にはよくても
食器の割れの心配をしなければなりません。
高価な食器を使うときは要注意
今回の候補の一つはこれ
1.21 2013 002.JPG
イリアクリームの大理石
淡いピンクの色をしていて暖色系
比較のために両サイドに白色系のものを置いて見比べる。
鉢植えや植栽を置いても大丈夫
台の上ではパスタも打てるという優れもの(笑)
でも
ほとんどこれのつもりでしたが
迷った末にこちらに変更
1.21 2013 004.JPG
仕上がりは
後日のお楽しみ。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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