社長ブログケヤキの木の下で
2012年9月24日
無垢のケヤキで作る
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先日までの暑さが嘘のように今朝は
気持ちのいい朝。
少し寒いぐらいで、
昨夜はベッドで毛布に包まって寝ておりました。
さて、
先日の椅子に続いて今回は座卓
ダイニングのテーブルなどは
大きな一枚板のテーブルであれば世代を越えて使えますから
何かのきっかけがあれば購入したいもの。
一枚板の無垢のテーブルと
お気に入りの椅子があれば
食卓についた時も
何か素敵な料理がでてくる気がして
なんとなくワクワクするかもしれませんね。
あるいは
家の中で一番のお気に入りのコーナーになることもあります。
一般に無垢の一枚板というと
聞いただけで高い!
というイメージをお持ちかもしれませんが
ある意味あたってますが、
そうとばかりはいえません。
同じように見える板も
乾燥の度合いにより
値段はびっくりするほど変ってきます。
5~6年乾燥させたものと
20年以上乾燥させたものでは
乾燥度が違いますから
割れやヒビが入ったり、反りが出る割合は
年数が経つほど少なくなっていきます。
ということは
伐採して板にした時、普通に見える板も
時とともに割れが入ったり、反りが出て
テーブルとしては使えなくなることを意味します。
今年購入した10枚の板のうち
20年後まで残る板は1~2枚
悪ければ一枚も残らない・・・
値段が高いはずですね。
20年の自然乾燥に耐え
割れや反りもそれほどひどくないものが
一枚板の無垢のテーブルになります。
そこで
ちょっとリスクを覚悟で
つまりテーブルにしてから
若干の割れや反りは自然の木だから当たり前
という、おおらかで、ワイルドな視点に立てば
5~8年の無垢の板をそれなりの値段で購入できます。
上のケヤキ 巾は80センチ、長さは2.2m
厚さは7センチありますが
反りは1.2センチ
凹で1.2センチ
凸でも1.2センチですから
水平な板にするため削ると
表面で1.2センチ削り
裏面で1.2センチ削って
4.6センチの厚さの板になります。
素朴な形の座卓
単純な形ですから品よく仕上げるのが難しい
足の太さと位置、板の厚さのバランス、これだけ。
しばらく頭に汗をかきそうです。
をれでは
皆さん、次回をお楽しみに。
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