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社長ブログケヤキの木の下で

2019年2月13日

簡単に言えば、全室暖房のほうが健康的に暮らせる 国交省調査

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝のNHKの天気予報では
名古屋と岐阜の最低気温にあまり違いは見られません。
名古屋は3度、岐阜は2.9度など
これは観測点での気温で
岐阜の場合は加納にありますが
ここは岐阜駅から1kmほど南で
名古屋から続く濃尾平野の端っこ
ニュースで流れる気温は岐阜県でも相当南で名古屋に近いところですから
岐阜県全体はいうに及ばず
美濃地方の気温としても高い気温が予報されてしまいます。
ということで、岐阜の最低気温が2.9度でも
朝、氷が張っている地域は岐阜県の面積から言うと
相当なエリアにまたがると思われます。
私が普段寝起きしている離れは
2x6の住宅ですが
一昨年エアコンが壊れて
寒冷地用エアコンに変えて24時間暖房したら
電気代がうなぎのぼり。
ということで、今は起床1時間前にタイマーセットしてエアコンを稼働させますが
これだと起きてきても室温は12度止まり
2x4は暖かいなどと言うのは都市伝説にすぎません。
もちろん寒いのでファンヒーターを即行でつけますが
30分経ってようやく17度程度・・
さて、先月国交省から
「断熱改修などによる居住者の健康への影響調査」が発表されました。
得られつつある知見という表現で
慎重に発表されてますが
諸外国では既に定説となっている内容で
日本人のデータでなければというスタンスです。
その中で注目していただきたいのは

国交省 断熱改修などによる居住者の健康調査への影響調査 中間報告より抜粋


部屋間の温度差による血圧への影響で
居間18度、寝室10度では両方とも18度にした場合に比べると
血圧が上昇しているというもので
これなどは部分間歇暖房に比べ全室暖房の健康に対する優位性を如実に表しています。
(それでも国交省や国はエネルギー消費の観点から
部分間歇暖房を推奨しているという矛盾があります。
国民の健康よりエネルギー消費削減?)
上記で発表された得られつつある知見を簡単にまとめると
・室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい
・居住者の血圧は、部屋間温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い
・断熱改修後に居住者の起床時の最高血圧が有意に低下
・室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、心電図の異常所見のある人が有意に多い
・就寝前の室温が低い住宅ほど、過活動膀胱症状を有する人が有意に多い、
・断熱改修後に就寝前居室室温が上昇した住宅では、過活動膀胱症状が有意に緩和
・床近傍の室温が低い住宅では、様々な疾病、症状を有する人が有意に多い。
・断熱改修に伴う室温上昇によって暖房習慣が変化した住宅では、住宅内身体活動時間が有意に増加

有意:統計学的に有意」とは「仮説」と「実際に観察された結果」との差が誤差では済まされないことを意味します.
簡単に言えば
全室暖房のほうが健康的に暮らせると言うことでしょうか。

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