社長ブログケヤキの木の下で
2014年2月26日
住宅医スクール 玉石基礎の補強
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
川辺町はまだ氷点下
池に氷が張っていました。
さて、
先週ようやく終了した住宅医スクール
今回は最終回で
既存住宅の改修方法1.2 基礎 軸組構造は
三澤文子さん、河本和義さんが講師
3コマ目の左官を活かす土壁改修事例は
豊田保之さん
皆さん実務者で実際にご自分が設計、監理した事例の報告や
改修に当たっての注意点など詳細な講義でした。
古い民家を改修する場合
もっとも頭を悩ませるのが玉石
古くは降旗さんの古民家再生事例から始まり
様々な補強方法がありますが
問題はその手順
玉石基礎を補強したあとの出来型はいろいろありますが
どのような手順でその補強工事を行ったかということについてはでてません。
工事を実際に行う側としては非常に興味深いところです。
また、その補強方法が本当に正しいのかという部分
実は設計者も含め施工者、住まい手側も気になるところです。
欧米には建築病理学という学問分野があり
きちんとどのように補強するかということが確立されてますが
日本ではそれがありませんから
実際のところは担当した設計士や工務店、大工さんの経験次第
さらに言えば設計士も知ってる方はごく少数で
ほとんどが大工さんや地元の工務店が頼みというのが実態です。
今年から
住宅医ネットワークが社団法人化します。
これは木造分野の建築病理学を確立し
古くから残る日本の家を後世に伝えていくことが目的
社団法人住宅医協会となりますので
これからの活躍が期待されます。
というわけで
1年間の必須講義が終了しましたので
今年は住宅医の検定を受けなければなりません。
劣化対策、耐震補強、昼光利用、通風、日射遮蔽、断熱改修etc
実際自分が担当した実例物件での報告
検定合格にはかなりのハードルがありますから
(何十人もの実務者相手に報告&質疑・・)
手や声が震えてる人なんていっぱいいるわよ
途中で詰まっちゃう人も
などと三澤先生に脅されてますから
どうなることやら。
試験の時はまた報告しますね。
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