社長ブログケヤキの木の下で
2012年6月29日
レイモンドの系譜のデザイン
こんばんは
紙太材木店の田原です。
日が長いので
つい現場に長居してしまうと
帰りがこんな時間になってしまいます。
今朝は、7時過ぎに事務所を出ましたから
なかなか事務仕事がすすみません。
ブログは事務仕事ではありませんが
机の前に座らなければなりませんから
(ipad不調なので・・)
こんな時間という次第。
さて、
先日レーモンドの話をしましたが
レーモンドは
フランク・ロイド・ライト(日本では帝国ホテルを設計)と共に来日して
戦時中の一時期を除き日本で設計事務所を構えました。
レイモンド事務所(今でもあります)
所員には吉村順三、ジョージナカシマ、増沢洵、前川國男etc
一般の方はほとんどご存じないでしょうね、
でも、ジョージナカシマぐらいは名前を聞いたことがあるでしょう?
コノイドチェアとか
建築家としてより家具作家としての方が有名ですね。
彼もレイモンド事務所の一員
軽妙な語り口の中村好文さんは吉村順三事務所にいましたから
レーモンドの孫弟子ということになるでしょうか。
いろいろ雑誌をご覧になっている方なら中村さんをご存知だと思いますが、
このような系譜の頂点がレイモンド事務所
真摯にデザインを考えている設計事務所や工務店には
いまでもとてお大きな影響がありますが
最近の住宅デザインの風潮(主に雑誌)には
この系譜の影響はほとんどありません。
イタリア製のキッチンやドア、大理石といったものは出てきますが・・・
ですからそのような雑誌を見てもどれも同じようで、
見ている人達もどれがどれだか分からなくなってる
そんな中で選ばなければならないと考える必要は無いのですから
じっくり、ゆっくり時間をかけて探せば
必ずめぐりあえるはず
レイモンドの系譜やその思想的影響を受けた人達が残っているのですから
今の住宅デザインの流れとは
一線を画したデザインがあることを
何とかお伝えしたくて書きましたが、
これを気に興味を持っていただければ幸いです。
一般の方は
建築を専攻されてるわけではありませんから
レイモンドの系譜のデザインやイメージを
画像で検索していただき
いろいろと見ていただくことからはじめると分かりやすいでしょうね。
それでは皆さん
次回をお楽しみに。
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