社長ブログケヤキの木の下で
2013年7月17日
廻縁 まわりぶち
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
廻り縁
最近のローコスト系の住宅では使われません。
壁と天井の境に入るもので
天井と壁を見切っています。
画像検索をかけていただくと
いろんな種類のものがあるのがわかります。
通常
住宅の室内の場合、
天井を仕上げる材料と壁を仕上げる材料は異なります。
単に模様が違う場合もありますし
素材自体が異なる場合もあります。
それらを直接くっつけると
いろいろ不都合が出てくる場合もあります。
(壁の漆喰の水分が天井クロスに染みをつけたり)
そういう物理的な不都合とは別に
廻り縁を付けて、
壁と天井の境をはっきりさせることで
室内にある緊張感が出てきます。
人によっては引き締められていると感じる場合もあります。
特に壁も天井も白色系の仕上げにして
廻り縁は茶系の色を使うとよりはっきりします。
逆に廻り縁は入れますが
白い色の廻り縁をいれると
こんな感じになります。
天井と壁の境をはっきりさせないことで
部屋をより広く感じさせることが出来ます。
さて今回使う廻り縁はこちら
右側が天井に接する側でクロスが巻き込まれます。
左側は室内から見上げた時に見える側で
装飾の面がとってあります。
最近は塩ビの貼り物が大半なので
木の塗装仕上げ
ローコスト系で廻り縁を使わないのは
もちろんコストの関係
材料代と取付手間が不要になります。
クロス屋さんも天井クロスを貼る時、
巻き込む必要はありませんから手間いらず、
さらに狭い部屋が広く見えますから一石二鳥というわけです。
でも10年後には直角で突きつけたクロスラインは剥がれ易くなりますから
張替え期間は短くなります。
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