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社長ブログケヤキの木の下で

2024年12月27日

省エネルギー基準2030年

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は4度で雨模様、予報から雪になりそうな気配です。
    明日は会社の大掃除。
  • ケヤキの落ち葉を処理するつもりでしたが、
    濡れ落ち葉をかき集めるのは難儀しそうです。

 

  • 上の写真は
    経産省(環境共創イニシアチブ)が発表​した
    2023年度までのZEH住宅の普及状況(着工件数調査)
    HMでは7割を超える住宅が既にZEH仕様です。
    一般工務店では14.1%で
    7軒に1軒がZEHということになります。
    一般工務店が建てた住宅が27万戸余りで
    その14.1%ですから38.236戸、
    対してHMは80.359戸のうち
    58.829戸がZEH。
    合計で97.065戸、全体では27.6%の家が
    ZEH住宅と言うことになります。
  • ただ、Nearly ZEHやZEH Orientedがあって
    一般の方には分かり難いですが、
    狭小地や日射の確保が困難な敷地の家で
    パネルを搭載すればZEHと言う家も
  • 統計の中に入っています。

 

  • 5年前の2019年と比較すると一般工務店は
    5.3%が14.1%ですから、約2.6倍の伸びです。
    一時期、売電金額の減少で
    パネル設置の伸びが
    鈍化したことがありましたが、
    2022年以降急速に伸びています。
    これは売電金額が減少しても
    パネル設置のメリットが大きいということが
    一般の方にも浸透したことと
    電気やガス、灯油などの値上がりの影響も
    考えられます。
    同時に住宅の断熱性や省エネ性についても
    You TubeやSNSなどで
    様々な情報が発信されていることが、
    挙げられます。
    10年ほど前の新築検討者の情報入手手段は
    住宅展示場か住宅雑誌、
  • あるいは見学会程度でしたから
    営業担当者や設計者と言った実務者との間の
  • 情報格差は非常に大きなものがありました。
    プロフェッショナルと
    素人の対戦と言った感じです。
    暖かい家ですよ
    涼しい家ですよと言われれば
    そうですかと信じるしかなかった時代です。
    それが今では、住まい手の方が
    実務者より上のケースもあるくらい
    一般の方のレベルが上がっています。
    ある意味SNSの普及は日本の住宅性能のレベルを
    押し上げていると言っていいでしょう。

 

  • じゃあ、これから家を建てる方は
    ZEHにすれば安泰か?

 

 

  • 実は今のZEH、ギリギリクリアではNGの様です。
    国の第6次エネルギー基本計画
    青枠の●二つ目
    2030年以降に新築される住宅について
    誘導基準・住宅トップランナー基準を引き上げる・・・
    省エネルギー基準の段階的な水準の引上げを
    遅くとも2030年度までに実施する
    住宅は一度建ててしまえば、50年60年と存在します。
    子供たちの世代が新たな新築住宅を建てるのではなく、
    親の世代が建てた家をそ
    れほど負担なく
    住み続けられる住まいが求められる時代です。

 

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