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WORKS家づくり実例

不易流行 土壁の家

岐阜県 川辺町 O様邸

日々の進化と決して変わらない本質的なものは、得てして一体でもある。

 

本家普請と呼ばれる家は、ここ数年建てる方もぐっと減りました。 しかし、O様の長年の夢は一尺(30㎝)の大黒柱の土壁の家を建てること。そんな想いを大切に、紙太のもつ経験と知識で精一杯お答えしたお住まいです。

土壁の竹小舞をつくる職人、土を塗る職人、腕のいい棟梁と大工衆、建具屋さん、表具屋さん、左官屋さん、瓦や畳屋、たくさんの職人さんの技が結集した家となりました。

土壁の特性で夏は涼しい住まいです。冬はFF式ファンヒーターを使い家中をほんのり暖めて。

元祖自然素材の家~それは日本の昔ながらの和風住宅。今の工夫を盛り込めば、温度差のない住まいにすることができます。

 

 

本家普請の家は、真壁と呼ばれる柱を見せる空間となります。下駄箱の扉は、建具屋秘蔵の屋久杉一枚板。もうこのような材は入手することはできません。しかし、その存在にふさわしい家に使いたいという職人からのサプライスなプレゼントです。また、トイレのカウンターの杉板もきれいな杢目です。 
いい材を使っていますので技をこれ見よがしにするのではなく、できる限りシンプルにしました。経年するほどに、その良さが光ってくるいぶし銀のような佇まいです。
繊細でいて、大らかな力強さが日本建築の持ち味ですね。

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