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社長ブログケヤキの木の下で

2010年9月26日

下山 眞司先生

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日の午後は岐阜木造塾
今回の講師は前筑波大学教授の下山眞司さんです。
「日本の建築は、壁に依存してこなかった」
  ~典型的な事例を通して~
と言う題で、
日本の中世から現存して建っている
筋交や土壁のない建物の構造と
その変遷の講義でした。
実際筋交が使われ始めたのは
洋風の建築思想の入ってきた明治以降
それ以前は使われていません。
現在の構造力学では
京都や奈良に昔から建っている
筋交や壁の無い寺院や仏閣が
幾度もの地震耐えて建っている理由が説明できません。
構造力学って
そんなものなんですね。
現在の建築基準法もその構造力学を基本にしているので
実際のところとっくに地震で倒壊していてもおかしくないのに
誰も説明できません。
というようなお話しから始まった講義は
木造建築に携わる者にとって
とても興味を惹く内容でした。
後日今回の
講義の元となった資料のCDがいただける事になりましたから
興味のある方はご連絡下さい。
コピーして送らせて頂きます。
(一月ほどかかりそうです)
*下山先生からは一般の普通の人こそ
 このような自分の国の建築に興味を持って欲しい
 データを独り占めするようなことはしないから
 どんどん公開して欲しいと言われてます。
下山先生のブログを貼り付けておきましたから
興味のある方はお訪ね下さい。
そんなわけで
昨日の午後は仕事ができませんでしたから
結局昨夜は午前様になってしまいました。
それでは
皆さん、また明日。

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