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社長ブログケヤキの木の下で

2011年3月29日

花粉

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は花粉がひどく
一日マスクが離せませんでしたが、
今年は目のかゆみはそれほどでもないので
それがせめてもの救いです。
花粉の量が昨年の10倍、20倍と言われて
戦々恐々としていたのですが、
ある一定量以上の花粉には
同じような反応しかしないようで、
例年通りの花粉症の症状です。
24時間換気扇が設置されている家で
花粉症の方がいらっしゃれば
とても悩ましい季節と言うほかありません。
建築基準法が改正され
24時間換気扇の設置が義務付けられたのは
2003年ですから既に7年経ちました。
総数では既に500万戸以上に設置された事に
なるでしょうか。
24時間換気、
家をお建てになるときに
初めて知ったという方が
大半なのではないでしょうか。
24時間換気扇の設置の目的は
シックハウスの原因になる化学物質や
二酸化炭素、ハウスダストといったアレルギー物質など
汚染空気を排出するのが目的で、
2時間に1回部屋中の空気が入れ替わる
ように設計されています。
換気扇が設置されると言う事は
同時に給気口も対になって設置される事になります。
つまり、給気口から新鮮な空気が
部屋の中に入ってくるという計算ですが、
実際はどうでしょう。
家中の窓を閉めて
給気口の前に2枚重ねのティッシュを1枚にして
セロテープでティッシュの上部を貼り付けてみて
ひらひらするようなら
給気口から空気が入っています、
もしひらひらしなければ
給気口からは空気は入っていません。
そんなときは
花粉の時期でも時々窓を開ける必要があります。
排気容量の小さい通常の24時間換気扇では
気密がきちんと取れていなければ
絵に描いた餅で
ただ取り付けてあると言う状態で、
換気扇の周りだけで換気をしていることになります。
遠く離れた給気口から空気を引っ張る力はありません。
トイレの換気扇も使用後に作動しますが
なかなか匂いが抜けない事を感じている方も多いはずです。
では給気口から入ってこなければ
どこから空気は入ってくるのかというと
家には隙間が随分ありますから
換気扇の近くの隙間と言う事になります。
設計時には空気の流れるルートを検討して
換気扇と給気口の位置を決めているのですが
実際はそのルートではなく
換気扇の周囲だけで空気が流れています。
そのルート上に子供室や寝室があれば
そこの空気は換気されていません。
ハウスダスト(ダニの糞や死骸、カビ、カビの胞子etc)や
VOC濃度が気になるところです
小さなお子さんや
喘息気味なお子さんがいるご家庭では
特に換気には注意を払う必要があります。
ご自宅に設置してある24時間換気扇、
一度ティッシュで空気の動きを確認してみて下さい。
それでは
皆さん、また明日。

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