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社長ブログケヤキの木の下で

2011年4月16日

匂い コンビ二弁当

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜の夕食はカレー
もちろん今朝もカレー
ひょっとするとお昼もカレー
夕食は飛ばして
明日の朝が怖い・・・
こういう家庭が
ほとんどだと勝手に思っています(笑)
さて、皆さんの家では
このカレーの匂いがいつまで残っているでしょうか
紙太材木店の事務所は
車庫を改装して作ってあります。
鉄骨と木の混構造で
40畳ほどのワンフロアー
天井の高さは平均3.8mですから
容積としては普通の広さの部屋の1.5倍
壁はプラスターボードに
水性塗料で仕上てあります。
この事務所で
コンビニ弁当
あるいはカップラーメンを食べると
1時間以上は匂いが残ります。
窓やドアを開けても
なかなか匂いが抜けません、
締めていれば2時間するんじゃないでしょうか。
換気扇を強にして
窓を全開にしてもすぐには抜けないのです。
春や夏はそうしますが
冬は窓を開けると寒いので匂いは我慢です。
コンビニ弁当、カップラーメンの匂いの中にいると
そのうち臭覚疲労で
匂いを感じなくなりますが、
外出先から帰ってくると
すぐに分かります。
はっきり言ってこの匂いを
いい匂いと感じる方はほとんどいないのではないでしょうか、
人工的で、警戒心を感じさせる匂いです。
安倍 司さんの
食品の裏側を読むと食べ物の大切さが分かりますが
今回はそのお話ではありません。
匂いのお話し
換気の大切さはいつもお話ししてますが
汚れた空気を見ることは出来ません。
ほら、
ここを二酸化炭素が漂ってるとか
あそこにはアレルゲンのダニの糞が漂ってる
あなたの鼻の前に浮いているのはカビの胞子の集団だ!
汚れた空気に色はついていませんから
このように目に見えるわけではありません。
でも、匂いは分かりますよね。
台所の換気扇を稼動させるのではなく
通常の24時間換気扇が動いている状態で
匂いが何分残っているか
締め切った状態で
コンビニ弁当を食べて
その容器はゴミ箱に入れて
30分ほど散歩して
家に入ったときにどんな匂いがするかで
きちんと換気が出来ているかわかります。
きちんと換気の出来ている家は
食べ終われば(食べ終わればですよ)
ほとんど匂いを感じません。
理論上は1時間に0.5回の換気ですが
食べてる最中にも匂いの濃度が薄まる事と
臭覚疲労で感じないのです。
その後、10分外で新鮮な空気を吸って
家に入っても同じように感じません。
今度は臭覚疲労は既に回復してますから
実際に少量匂いが残っていたとしても
濃度が薄くて感じることが出来ないほど
換気されているのです。
これは先日完成見学会をさせて頂いた家での
実際のお話。
さて、
我が家の母屋はあっぱらぱーで
C値なんて測定できないほどの昔の家
空気は入り放題。
なんといっても室内側のガラス戸が結露すると言う
鐘や太鼓で探しても
なかなか見つからない家です。
ですから、匂いがこもる事はありません。
その代わり暖房をしても
すぐに寒くなりますから
ストーブやファンヒーターは常に動かす事になります。
そんな家はこれから建てられる家ではありませんが、
匂いのこもる家はまだまだ
たくさん作られています。
気密が取れてない家は
換気システムが働きません。
匂いが取れないと言う事は
部屋の中を
いろんなものが漂っている事を意味します。
ハウスダスト
カビの胞子
ダニの糞、脱皮殻etc
いつも部屋の中ではそういうものが漂っている
そんな中で
暮らしたい人は誰もいません。
でも、そういう家はたくさん作られ続けています、
今までも、これからも。
家の基本性能は
断熱、気密、換気、冷暖房システムで決まります。
間取りやデザインを考える前に
ハウジングセンターに行く前に
ちょっと調べてみましょう。
それでは
皆さん、また明日。

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