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社長ブログケヤキの木の下で

2011年6月17日

かびの降る部屋 日本

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
梅雨明けまでには
まだしばらくかかりそうな天気ですね。
今年は梅雨入りが早かったので
例年なら7月20日頃の梅雨明け
もう少し早くなってくれると嬉しいです。
さて、今朝の中日新聞に
室内の空気中に漂うカビの数の毎月のグラフが載ってました。
NPO法人カビ相談センターの調査です)
それによると
直径9cmのシャーレ5枚に
10分間に何個のカビが落ちるか調べたもので
6月は90個弱
直径9cmのシャーレ5個と言う事は
部屋のなかで5ヶ所で採取したと言う事でしょう
個数はかいてないので分かりませんが
おそらく胞子の数だと思います
でも10分間でこの数と言う事は
1時間で450個弱
10時間で4500個弱
シャーレ5個の面積は
4.5cmX4.5cmX3.14X5個=317.9cm2
だいたい18cm角の四角の面積ですね。
8畳間なら
360cmx360cm=129600cm2ですから
129600cm2÷317.9cm2=407.6倍
と言う事は
90個X407.6=36690個
8帖間では
10分間に36.690個のカビの胞子が降ってます
放射能が降ってくるという詩がありますが
日本の家の中ではカビも降ってくるようですね
私もこんな数だとは思いませんでした。
日本の気候からすれば
カビ対策の基本は換気
換気は住宅の基本性能の一つです。
気密、換気、断熱、冷暖房システム
この4つでしたね。
ところが気密がきちんと取れてなければ
換気は絵に描いた餅です。
同センターによると
築15年の住宅の空気中では
浴室よりも
居間や和室、台所に約3倍のカビが存在してたとのこと
気密がきちんと取れていない場合
壁付けの第3種の換気扇はほとんど機能していません。
つまり換気扇が回っていても換気されていません
(ものさし塾でお話ししてますのでご参加下さい)
住宅の基本性能が備わった家でなければ
毎日、カビを吸いながら生活する事になります。
自分達はよくても
幼いお子さんや
自分が高齢になったときの事を考えれば
健康に直結する住宅の基本性能は
家を建てるときの大事なものさしになります。
一度建ててしまった家の気密をよくすることは
ほとんど不可能ですから
換気や気密と言った住宅の基本性能の意味を
十分理解して頂ければと思います。
また、同カビ相談センターによると
ホコリもカビの温床で
ホコリ1gあたり数十万個!のカビがいるとか
冬の結露でサッシに溜まるホコリの塊の中には
一体どれくらいのカビがいるか考えただけでも・・・・
カビはアレルギーの原因のダニの餌にもなりますから
普段の換気、掃除もとても大切ですね。
それでは
皆さん、また明日

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