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社長ブログケヤキの木の下で

2011年7月12日

省エネ?、浪費?

こんばんは
紙太材木店の田原です。
朝から現場へ出かけていて
ようやく帰って来ました。
昨日より気温が低く
随分楽な一日でした。
と言っても汗まみれであることに変わりはありませんけど。
さて、今朝の日経の一面に
「省エネ住宅 10社連携」
と大きな見出しがありました。
読んでみると
その省エネ住宅は
家庭の発電、蓄電装置と
家電や住設機器をコントローラーで制御する住宅とのこと
つまりコントローラーで
周辺機器(太陽光パネルや蓄電設備)をコントロールし
快適性を維持しながら家庭内の消費電力を減らしていこう
と言うことらしいのです、
さらに、
「将来は自宅で利用する電力全てを自給自足する
ゼロエネルギー住宅を目指す!」
とまで言っています。
で、最後はそのためにそれぞれの機器の通信規格を統一しましょう
と言うことらしいです。
参加しているのは
大手電機メーカー
三菱自動車etc
建築会社は一社もありません・・・
新聞の一面の見出しなのでしかたがありませんが
日経のレベルもこの程度でしょうか。
さて、何が省エネ住宅なのか考えてしまいますが、
20年ほど前、太陽光パネルは1Kw、200万でした。
今は60万くらい。
3Kw取り付けると600万!
そこで、通産省が200万補助をだして
抽選で決めていました。
シャープのパネルです。
でも、普及しません。
高いんですから当たり前ですね。
シャープはその後
性能のいい住宅を作るところに絞って
売り込みを掛けていきます。
つまり性能の低い住宅に付けても
意味が無いことがわかっているからです。
いま随分太陽光パネルが流行です、
近所の築50年の家にも先日取り付けていました。
いま電気代が月に1万円を切る家庭なら
10年後42円/Kwの買取が終わっても大丈夫ですが
それ以上かかっているのなら
また電気代を支払うことになります。
自宅で利用する電力全てを自給自足する
ゼロエネルギー住宅
気密、換気、断熱、冷暖房システムといった
住宅の基本性能が備わった家でなければ無理です。
いくら高額な機器を取り付けても
家本体の性能が低ければ
それは省エネではありません、
あなたの財産の浪費です。
それでは
皆さん、また明日。

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