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社長ブログケヤキの木の下で

2011年9月2日

順序

こんばんは
紙太材木店の田原です。
台風、北上中ですが
無風状態の川辺町です。
東に逸れてくれていれば
それほどでもありませんが
今回は西側を通りますから
雨、風はある程度覚悟しなければなりません。
それほど被害が無いことを祈るばかりです。
さて、屋久島から帰って以来
疲れが抜けず
朝、いつものように起きることができません。
いよいよ、本格的な体力づくりを
考えなければならない時期に来たようですが
何から初めていいのか?です。
でも、この疲労感
蒸し暑くて毎晩、夜中に何度も目が覚めることに
原因があるのかもしれません。
日本の夏の大敵は異常に高い湿度、
水蒸気です。
ヨーロッパの換気装置は
日本の高い湿度ではそのまま使えません。
日本の気候に合った換気装置が必要ですが
今市販されてる換気装置は
メリット、デメリットを考慮すると
まだまだ改善の余地があります。
となれば、
現在市販されてる換気装置を
いかに工夫して使うかにかかってきます。
直接、30度、湿度80%の空気をそのまま部屋に入れれば
(2時間に1回、部屋の空気が入れ替わる量を)
冷房の効率は非常に低いものになってしまいます。
この暑さでは室内でも熱中症の危険があります。
部屋を締め切り冷房をかけ
少しでもすごし易い環境を整えることはとても大事です。
しかし部屋を閉め切れば、
室内空気は汚染されていきますから、
汚れた室内の空気を
温度30度、湿度80%の空気と換気しなければなりません。
ここに、工務店としての
あるいは設計者としての
工夫や研究心が求められます。
ただ単に法律で義務付けられているからという理由で
壁付けの24時間換気扇を取り付けただけでは
そこに暮らす家族は20年前の暮らしと変わりがありません。
エコキュートや太陽光パネル、
IHや蓄電池、全館空調機
こういった最新の設備機器に頼るのではなく
住宅のとしての基本的な性能を上げる事が
私達建築人に求められているはずです。
もちろんこういった設備を否定するものではありませんが
順序としては私達の立場は住宅本体の性能を上げる事が先の筈です。
真夏に熱中症で亡くなる方
真冬にヒートショックで亡くなる方も
まだまだたくさんいます。
設計者の、
工務店としての責任はとても大きなものがあります。
それでは
皆さん、また明日

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