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社長ブログケヤキの木の下で

2014年11月20日

今朝は20.6度 外は2.5度

おはようございます、
紙太材の田原です。
今朝は3度を切って
2.5度の美濃地方
布団の中の温もりが気持ちのいい季節になりました。
昨日のNHKのお天気担当も
(東京なのに)朝は布団からなかなか抜け出せないと言ってました。
恐らくマンション住まいと思われますが
多くの方が、そうそうとうなづいていたと思います。
なぜ、布団から抜け出せないか?
あるいは気合を入れないと起き上がれないのか?
朝、布団の中で目覚めた時
外に出てるのは顔と肩だけ
布団の外が寒いと判断するのは
顔や肩の表面の温度センサー
次に息を吸った時の鼻の中
最後は手足を少し動かした時に感じる布団の冷たさ
つい先日までは
布団の中の新たな領域に手足が触れても冷たいとは感じませんでしたが
今は上記のように寒さを感じます。
ということは
室内の気温が外気に比例して下がっているから
(当たり前ですね)
でも
もし、室内の気温が夏とまではいかなくても
春やひと月前の気温なら
気合を入れなくても起きれるはず
室温が20度あれば何のためらいもなく
布団から起き上がることができますし
そもそも厚手の羽毛布団ではなく
薄い掛け布団充分です。
たとえ外がマイナス4度でも(美濃地方ではよくあります)
家中どこでもいつでもこの気温ならOK
どこでもと言うのは、お風呂もトイレも寝室も玄関も
いつでもというのは、朝も帰ってきた時も、夜中に目が覚めた時も
暖房を入れたままにしておけば可能なのですが
そのための費用がいくら必要か?
QPEXで計算すると
11月の半ばから4月のはじめまでの5ヶ月間の暖房費
次世代省エネ基準の家で灯油で暖房すると
床面積1m2あたり5L弱必要になります。
つまり30坪の家なら100m2ですから
約500L必要になります。
次世代省エネ基準で建てられる家の割合は新築住宅の30%程度
その他の70%(超高性能な家も数%ありますが)はこの基準以下の性能ですから
もっと必要になります。
灯油 1L、160円とすると500Lで8万円
部分間歇暖房と言って
人がいるときだけその部屋を暖房するのが主流の日本では
もう少し少ないかもしれませんが
お子さんが中高生で個室でそれぞれファンヒーターとなると
これくらいいってる可能性がありますね。
さて
ひと冬の暖房費が
この4分の1の2万円にできて
同時に家中いつでもどこでも20度以上であれば
冬の暮らしは一変します。
そんな冬の暮らしを想像してみて下さい。
お風呂から出た子供たちが裸で飛び回っている
パジャマのままトイレも洗面行けますし、
朝食もとれます。
暖房費のことも考える必要はありません、
冬、家の中が寒いなんて想像できない暮らし
それは
夢でもなんでもなくて
住宅の基本性能を高めていけば可能です。
2014-11-21 001.JPG
贅沢でもなんでもありません、
家中温めても暖房費は次世代基準の家の四分の一なのですから
2030年には(15年後)
新築住宅の平均でゼロエネルギーハウスにするという工程表が出ています。
経済産業省によるゼロ・エネルギー・ハウスの定義
「建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物」
15年後にはそれぐらい進化した住宅が日本の標準になるわけで、
太陽光パネルを載せたら実現出来るものではありません。
住宅の基本性能(気密、断熱、換気、冷暖房システム)を
今より数段上げなければそれは実現できない性能です。
そのことに気づいている人だけが
そっと、静かに今、超高性能な家を建てています。
家の中で寒さに対するストレスを感じない家
温熱環境がきちんと計算された家を
ほとんどの日本人は知りません。
30代で家を建てれば50年以上にわたって住むことになります。
10%の消費税も延期されましたから
考える時間は充分あります。
日本の住宅性能の行方がどちらに向いているか
ネットでも調べることの出来る時代となりましたから
炬燵に足を入れてじっくり検討しましょう(^_^)

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