社長ブログケヤキの木の下で
2019年6月17日
老後資金2000万円不足と高性能住宅
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末は鵜沼山崎町の家の構造見学会と
大門の家の地鎮祭。
構造は完成見学会だけではわからない、
あるいは見えない部分で
暖かさや涼しさの仕組みが目で見えるところがミソですが、
華やかさはありません(笑)
それでも一組、1時間の持ち時間は少なくて足りない。
次回からは一組1.5時間か2時間でないと無理がある感じです。
真夏のできれば35度以上の気温になるようなときに
完成の見学会を予定していますのでご期待下さい。
最近、と言っても既に過去の話題になってしまいましたが
老後資金2000万円問題
産経新聞より
90歳まで生きると毎月5万円不足とか…
上の表を見ても、
年金そんなにもらえないとか
交通通信で2.7万も使わないとか
表自体がよくわからなくて
結局、
2000万とか5万とかいう数字だけが頭に残っているのではないでしょうか。
対策は人それぞれですが
入るを量りて出ずるを制すは商売の基本。
一般家計でも無駄な支出を見直すのは同じで、
新築を検討される方は保険を見直す良い機会になります。
ローンを組んでいるのに毎月4.5万も保険代がかかるのはNGです。
新築時にはローンの返済金額に目が行きますが
住まいの燃費にも目を向ける必要があります。
冷暖房、家電、照明、調理、給湯、換気。
現在では、この金額の合計がいくらの家に住むのか
計算で求めることができます。
どんな断熱材を使っているのか
その厚みはどれくらいか
日射の影響を制御できているか
照明はどんな機器を使っているか
調理はIHかガスか
給湯方式はガスかエコキュートか天日を利用しているか
どんな換気システムか
冷暖房はどんな機器を使っているか
家族は何人か
どんなサッシを使っているか
家の大きさは
etc
詳細にその家の構造や設置してある設備を分析していくと
その家に住んだ時、いくらお金のかかる家なのかが分かります。
家族4人で住んだ時
上の金額の合計が年間20万円なのか30万円なのか?
国の定める省エネ基準住宅で約30万円ですが、
あなたの建てようとしている家はどのくらいの燃費の家なのか?
30歳で家を建てて60歳まで30年間の差
60歳から90歳までの差
高性能な家では風邪にかかるリスクも減りますから
そこに医療費の差も出てきます。
慶応大学の伊香賀先生の資料では
「高断熱住宅の疾病予防便益」
「住宅高断熱化の健康ベネフィット」等
が分かり易く解説してあります。
一世代前の家づくりは
間取とデザイン、金額の検討だけで済みましたが、
現在の住まいでは燃費も重要な検討要素となりました。
ババをひかないためにも
自分で勉強することが大切な時代になりました。
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