社長ブログケヤキの木の下で
2020年9月16日
家電量販店に行く前に
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ようやく秋らしくなって、
「寝る時エアコン」の冷房も卒業できそうです。
夏の暑さに関して言えば、
30度と25度では5度しか違わないのにエライ違いで、
25度で十分快適に過ごせます。
エアコンの仕事も5度分の仕事でいいということになります。
ところが冬は0度を23度くらいまで上げなければなりませんから、
エアコンの仕事は大忙しで、
夏に比べると相当一生懸命働いてもらわなければなりません。
先週、換気による熱損失でQ値やUa値を使って計算をしましたが、
頭の中でざっと計算するにはQ値が便利でした。
Q値が1で床面積が100m2、室内と外との温度差が20度だと
1×100×20で2000wの熱が家から逃げていくので、
家の中を20度に保つためには
2kw以上の能力のあるエアコンを使えばOKでした。
この計算式を言葉で書くと
Q値×床面積×温度差=逃げて行く熱
逃げて行く熱=20度を維持する為に必要な熱(エアコンの能力)
とすると
この計算式を入れ替えると
何kwのエアコンを取り付けると
何度の温度差まで対応できるかがわかるということになります。
温度差=エアコンの能力/Q値/床面積
床面積を120m2
Q値2.7
6畳用エアコン2.2kwを使うとすると
2200/2.7/120=6.7度
120m2の家で
Q値が2.7で
その家で6畳用の2.2kwのエアコンで暖房すると
外が0度の時、家の中を6.7度にすることができます。
外が10度なら、家の中は16.7度にできます。
ネットや家電量販店では型落ちのエアコンが出始めていますが、
便利な?ジャマな?よくわからない?機能ではなく、
能力で選べば型落ちで十分です。
こうした計算式が分かって家電量販店に行くのと
何も知らないで行くのとでは
購入するエアコンの能力も金額も違ったものになります。
大型で畳数の大きなものほど価格は上がっていきますから
大型1台より小型2台の方が価格も安くなるケースもあります。
また、故障リスクの分散、熱源の分散を考えると、
同じ必要能力なら小型を複数設置がお勧めでしょうか。
家電量販店の店員さんに聞く前に
少しだけ勉強するとちょっと得した気分になれます。
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