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社長ブログケヤキの木の下で

2015年4月20日

動きが鈍い 高性能サッシ

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
雨・・・
これだけ続くとさすがにもうやんでくれないかなぁという気持ちになりますが
今日も雨模様で肌寒い美濃地方です。
もう何日かマキコには働いてもらわなければなりません。
さて、
高性能サッシ
YKKのAPW430や三協のスマージュ
新しく出たLixilのエルスターX
世界基準に合わせた標準的なサッシですが
売れてません・・・
YKKなどは相当力が入っていて
実務者向けのセミナーや社員向けのセミナーを全国各地で展開しています。
先週、販売店にその動きを聞くと
既に発売後1年ほど経っていますが
あまり動きがない状況とか。
かつて性能に傾注した工務店の殆どは潰れました。
そんなことに消費者は興味がなかったからです。
暮らしやすさ、快適さは分かっていても予算が合わないというのがその理由
でも、考えて見れば
毎年の冷暖房費は削減できますから
年間のローン返済費や医療費(風邪ひきにくくなる)も同時に削減できます。
トータルに考えれば
家族の健康性が維持できて
同時に支出も削減できるわけで
トータルな家計の出費は高性能なサッシを導入してもそれほど増えるわけではありません。
はっきり申し上げれば
高性能なサッシを取り付けることで毎月3000円返済金額が増えても
年間の冷暖房費や風薬代や病院にかかるお金を勘案すれば
それほどの増加にはなっていないはず。
一家4人で年間3.6万円の風邪治療代、医療費、冷暖房費
それらをネットで調べてみればいろんなことがわかるはずです。
支出を比較してトントンなら即決です
サッシ分で返済が毎月3000円アップ
医療支出平均2000円でサッシ支出の方が大きくても
家の資産価値や将来的な展望からすれば
当然入れてしかるべきです。
目先の金額が安いからといって
それは必ずしも長期的な視点からみて安いとは限りません。
家計支出には
投資と消費と浪費の三つしかありません。
戦後、日本で造られてきた多くの住宅は上のどれなんでしょう?
今現在、これから建てられる住宅は投資であるべきですが、
性能が国際的な基準以下の安物のサッシは
消費あるいは浪費と言っても過言ではありません。
住宅のように長期にわたって使用されるものは
投資となるような材料を使う必要があります。
世代が代わる毎に家を建てる
そして、長期のローンを背負う
これが戦後の日本の姿でした。
経済がどんどん成長する時代ではそれが当たり前かもしれませんが
人口が減少していく将来の日本にあって
資産価値のある家とはどんなものかを今一度考える必要があります。
15年後、20年後に標準的な性能になる家を今作れば
資産として通用しますからそれは投資となりますが
既存不適格になってしまう家では消費になってしまいます。
家は個人の資産ですが
これからの世の中では家は社会資産と捉えるべきもの
次の世代、その次の世代までが使える家とはどんなものか?
サッシは家の性能向上の入口になるもので、
必要な経費に対しその効果が最も期待できるものです。
リフォームや新築をお考えの方は
今一度サッシの性能を検討されてみてはいかがでしょう。
損をすることや後悔することはないのですから。

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